国がデフォルトして機能しなくなった国ではどういう生活になるのか。
2014年の12月のアルゼンチンのブエノス・アイレスを歩くと、失業者はとにかく現金が必要になるので、物を作ってそれを売る。いつもマーケットが並んでいて、ここで手作りの工芸品やらTシャツ、革ベルト、どうでもいい物も売ってはいるのだが、作った物のクオリティが高い。そして国の通貨の信頼がなくなっていてUSドルでしか購入ができない。
街はお祭り騒ぎで、ストリートでタンゴで踊ったり歌ったりしている。
この2014年のインフルエンザが流行した不況の夏は、何かから解放された個人の時代の先駆けだったのかもしれない。
月別アーカイブ: 2020年3月
インフルエンザとデフォルト
国がデフォルトすると現金があまり下ろせない。ギリシャ危機の時もアルゼンチンの騒ぎの時も普通には下ろせなかった。2014年のブエノスアイレスでのUSドルからアルゼンチンペソへの両替は闇両替を使用してのおそらく偽札だった。
大袈裟かもしれないが、今回のウィルス問題からすると、デフォルトする国やデフォルトしていることに気が付かない国がどんどん出てきそうだ。それがもし自分の国だったり、他国のデフォルトに巻き込まれることを考えると今何を準備するべきか。
そういえば、この時のブエノスアイレスでも夏にインフルエンザが流行ってたな。インフルエンザとデフォルトって何か関係があるのか?