国がデフォルトして機能しなくなった国ではどういう生活になるのか。
2014年の12月のアルゼンチンのブエノス・アイレスを歩くと、失業者はとにかく現金が必要になるので、物を作ってそれを売る。いつもマーケットが並んでいて、ここで手作りの工芸品やらTシャツ、革ベルト、どうでもいい物も売ってはいるのだが、作った物のクオリティが高い。そして国の通貨の信頼がなくなっていてUSドルでしか購入ができない。
街はお祭り騒ぎで、ストリートでタンゴで踊ったり歌ったりしている。
この2014年のインフルエンザが流行した不況の夏は、何かから解放された個人の時代の先駆けだったのかもしれない。