ロンドン留学記とベルリンからパリへの移動の記録 6 【2015.3.12-2015.3.28】

ホワイトチャペルギャラリー

【3月20日(金曜日)】

明日の土曜日、ドイツのベルリンに発つのでロンドンでの最終日。あっという間の10日間だった。午前中は行こうと思っていたがなかなか行くことができなかったホワイトチャペルギャラリー。ここもブリックレーン近くにあり、ほぼ毎日ブリックレーン周辺に来てしまった。ホワイトチャペルギャラリーは現代アートのミュージアムで建物は教会のような作りになっていてみんなくつろいでいた。午後の授業でクラスメイトと写真を撮り、その後学校の修了証をもらいに事務所に行くと、同じ日程で卒業する日本人に会いパブに行くことになった。毎週金曜日は学校近くのパブにみんな集まるようだ。ここで数人の日本人と話しビールを呑む。大学生から社会人まで様々な人であった。こういった環境で会う日本人は目的が同じなのですぐ話は盛り上がる。ロンドンのパブはホワイトビールからエールビール、黒ビールと色々な銘柄があり、時々試飲させてくれることもあり楽しめる。3日も通えば友達もできるだろう。家に帰り最後の夕食。焼肉とジャガイモとビーンズ。ビーンズ三昧の一週間であった。明日の出発のパッキングをし就寝。

学校のランチでによく使ったPret a Mangerのサラダ。これとコーヒーで£6.25
ホームステイ先の夕食

【今回、ロンドンで有名なレストランには行かず庶民的な店をメインに回った。前回はオーガニックレストランに行ったのでその時の記録をここに付け足しておく。】

(2013年8月某日)

8月のロンドンの音楽ホールは満席。エディンバラのバグパイプ祭、ミリタリータトゥは完売。バッキンガム宮殿の内部見学は予約で埋まっていたからロンドンについて調べたことはレストランだけだった。
 イギリス料理は不味いという話しは良く聞くが、ここ数年でかなり改善されてロンドンはオーガニックブームだということが色々なところに書いてある。実際ロンドンを歩いてみると野菜の写真の看板が目立つ。スコットランドから下りてきてロンドンに着いて始めに行ったレストランはキングスロード近くにあるDaylesford 。オーガニックブームの火付け役になったこの店は、料理の他にその日にコッツウォルズ地方で採れた野菜も売っていて、東京の青山にも店舗がある。ここで勧められて飲んだものが人参と生姜のミックスジュース。初めて来たロンドンのイメージはパブではなくて人参と生姜になった。持ち帰りたいくらいパンが美味い。一通り店内を見ると、この店は値段を気にしない客が来るような場所のようで値段が高い。キャベツが£4で約600円。この食べたランチ(モツァレラ、サーモン)は税込みで£40。(£1が約155円で税金は20%)ただ地下鉄の初乗りが£4.5で700円なのを考えるとこんな値段になるのだろうか。

【Daylesford ピムリコ店 コッツウォルズ地方でその日に採れた野菜や牛乳が届られ提供している。】

Time out誌という日本の’’ぴあ’’のような雑誌があり、そこでロンドンのレストランベスト50という特集を組んでいる。ミシェランの星つきレストラン等は除外されていて、値段とクオリティのバランスで選んだということで予約してみた。(これの2位は讃岐うどんの店で行列ができているそうだ)その中で1位になっていたフランス料理店のterroirs。美味かったのはワイン。Virgin atlanticのサイトで調べるとオーガニックやバイオダイナミック農法で作ったブドウを使ったもの。バイオダイナミック農法のことは良く知らないが本当に美味しくて昼からがぶがぶ飲める。

【フランス料理店 Terroirs】

南米料理が注目というので行ってみたレストランのLIMA。アマゾニアンナッツとジャイアントコーンとダック、海藻とキャッサバと黒鯛を食べたけど、はっきりした味は分からなかった。日本人には物足りない味付けのような気もした。
 レストランによって驚くほど美味しかったり理解できなかったりするけど、ロンドンのレストランを色々回ると当たりや外れもあって、平均してどれも美味しい東京のレストランより楽しめると思う。ロンドンの観光名所をとばして、僕のiPhoneの中はレストランの地図の画像でいっぱいになっていた。

【ペルー料理店 LIMA】

(2013年8月某日)

ロンドンのスーパーはほとんど無人で会計はセルフサービスになっていた。店内は警備員が歩いているだけで、レジのスタッフも一人くらいしかいない。自分で品物のバーコードを機械で読み取って買うのだが、初めは慣れていないのでスタッフのいるところで買おうとした。しかしスタッフからセルフでやってくれと言われ自分で何度かバーコードを読み取りながら買った。便利なのか不便なのかイマイチ分からない複雑な気分になる。このことを人と話すとそれじゃ雇用がなくなるという話にはなる。これからは日本も移民が増えてレジやタクシーなどの仕事は移民の人達が雇用されていくのかと思っていたが、レジがコンピューター化されたら、そもそも人の仕事がない。それだとますます失業率も悪くなるのかといえば、そうではなくコンピューター化されて人が働かなくて良い社会になる。過去にいた駅の改札で切符を切る人はいなくなっているし、今はレジだけの話かもしれないが、今後もの凄い速さで他の物もコンピューター化されていったらみんな何をするのだろうか。

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