5月の沖縄 1

もうあっという間に5月も終わりかけている。今年は月日が進むのがものすごく早く感じる、4/29以降、コロナ明けからスケジュールがどんどん埋まっていってGWに天王洲アイルでラテンを聴きながらのカクテル飲み放題パーティ、「ラテン・カリビアン スピリッツフェスタ」なんてのに友達何人かで集まって気が付いたら新橋に移動していて9時間ぐらい呑んでた。さすがに吞みすぎて次の日ぐったりしてしまったので、酒を止めた(笑)いや、それは嘘で少なくとも平日の家飲みは止めたというか減らした。もう外出制限が解ければ通常通り飲み会があったりするので、それでもうお腹いっぱいだ。それにしても昼間のカクテルパーティでは何人ものバーテンダーがいてモヒートやらテキーラやらをシャカシャカ振って、屋外で呑んで久々に南国の太陽を浴びた。

世の中のゴールデンウィーク中、自分は普通に仕事だったのだが、たまたま3連休が5月の下旬にあったので沖縄の那覇に行ってみた、M君に声をかけて。

沖縄に行くのは2021年の11月に行っていたから、1年半ぶり。前回はコロナ禍のたまたま感染者ゼロの時で10日間滞在していたが、最初に着いた石垣島はガラガラで独り占めだった、のが今回はもう普通。とにかく普通に観光客でいっぱい。那覇への便は早朝6時40分なので成田空港近くの東横インに泊まって、その近くのパーキングに車を停めて成田空港で夜に飲み会をやり、早起きして送迎バスでターミナルへ行った。

飛行機に乗りあっという間に那覇空港に到着してレンタカー店の送迎バスで店まで送ってもらい、3日間のレンタルでガソリン代込みで2万円くらい。安い。ゴールデンウィーク中は1日4万円してたというから、沖縄へ行くなら5月中旬以降はいいかもしれない。予報は雨だが空は晴れていて、沖縄は天気予報が当てにならないとスタッフが言っていた。スタッフの女の子は日焼けしていて、街中の人はTシャツ短パンサンダルで、自分も着替えたくなったのだが、すでに家を出る時から短パンだったので、サンダルに履き替えて上着を脱ぐだけだった。長いパンツは持ってきていない。

予定をほとんど決めていないので、とにかく本島の北へ車を走らせる。高速道路は走り易くて、時間の流れ方が緩やかになっている。本島中部、伊計島というところにビーチがあるというので、そこへ向かってみた。両サイドにめちゃくちゃ綺麗な海が見える道を車で走りながら到着した伊計ビーチではすでに泳いでいる人達がいて、空は曇ってはいるがもう夏であった。海は透明のエメラルドグリーンで、これを見ているだけで十分だ。いる人は少なくてなんとなくアジアの少しへんぴな場所のビーチにでも来たような気分になる。今回はこうやって本島のビーチを色々探しにいくのがいいのではないだろうかとプランを何となく考える。

昼近くになっているので腹が減り、また北へ車を走らせる。北と言えば有名な古宇利大橋なのでそこへ向かうとパラパラ雨が降ってきた。飯屋も特に探してなかったので、橋のすぐ近くにタコライスの店があったからそこで食べる。もう腹ペコだったので何を食べても美味い、そして雨はそこそこ降っている。

食べている間降っていた雨が止んだので、橋近くの物販に移動しマンゴーとパイナップルを食べて(こんなところでマンゴーが食べられるとは思わなかった)古宇利大橋下のビーチをぶらぶら歩く。ここは観光客で賑わっている。前回ここに来たのは4年前くらいだろうか、2021年の時はレンタカーが全て貸出中で借りられなくて来られなかった。

ここから南へ戻ることにして途中、瀬底ビーチへ行く。どーんと大きなヒルトンホテルがあり、ビーチでは外国人も寛いでいる。あちこち砂浜を見にいくだけの時間というのは実にいい。足だけ海水に浸り、海を眺めて砂浜を歩き、海の匂いと音を感じるだけということが、南国の緩い時間の過ごし方であって、それ以外は夜に酒と美味しい食事があれば贅沢だ。

もう夕方になっていたのでホテルへチェックインをしに向かう。ホテルは逸の彩温泉リゾートホテルというところで、まぁどちらかというとファミリー向けホテル。屋外プールと温泉があって宿泊客は外国人が多い。国際通りからすぐなので、荷物を置いて飲み屋を探しに行く。前に友達にお勧めしてもらった「浮島」というクラフトビール専門店があるというので夕暮れ時を歩いて向かう。もう初夏の夕暮れで暑くもない過ごしやすい気温でゆらゆら歩いていると、もう通りで呑んでる人達がたくさんいる。

浮島に入り、クラフトビール飲み比べセットで3種類のビールが飲めるのでそれを注文してみる。キンキンに冷えたクラフトビールがきて二人で一気に飲み干した。今回、まだ旅行支援が使えるのでホテルは20%オフ、一日2000円のクーポン券が貰えてしまうという、まだまだ旅行者に優しい旅行シーズンだ。那覇で夕暮れ時に飲むビールは最高で、そのまま飲み屋を探しに行く。適当に良さげな料亭風の静かな沖縄料理屋に入りカウンターに座り、島ラッキョウ、スーチキ、ゴーヤチャンプルー、鶏の炭火焼きなどを注文して泡盛を飲む。全てが美味しくて、沖縄は年に2,3回は来た方がいいのではと思ってしまった。2泊3日ならば余裕で来られる。

ほろ酔いで街に出ると国際通りはまるで新宿のように人だかりで歩道は人人人だった。ホテルで夜のラーメンサービスがあったのでホテルのラウンジに行くと人だかりでラーメンは終了していた。ここも外国人でいっぱい。どうしても沖縄そばが食べたくて外に出てそば屋を探す。適当に店が見つけてそこで蕎麦を食べてホテルに戻る。沖縄そばを食べると一気に沖縄へ来た感じがする。

部屋に戻るとすぐに眠くなったがなんとか風呂に入ってすぐに寝た。まだ初日なのに一日が長く感じる。沖縄時間のせいだろうか。