3年半ぶりの海外は台湾へ 1

5月に沖縄へ行った時にはすでにコロナは5類になっていたのでもう海外へは通常通り渡航することはできたのだが、いかんせんパスポートの期限が切れていたので新たに作ってみた。

久しぶりのパスポートの更新に市役所へ向かい、顔写真を撮影して、この顔写真がこれからは顔認証システムで使われるからとしっかりと輪郭をチェックされた。申請から10日ほどでパスポートができて受け取り、この新しいパスポートを手に取るとこの3年のコロナ禍の垢が落ちていくような感覚になる。移動の制限が溶けたような感覚。考えると最後に海外へ行ったのは2019年10月のジョージア(旧グルジア)だった。

なんてことに浸ってる間もなく、さて台湾に行くかと思い友達3人に「来月あたり台湾にでも行ってみるかな」とメールをすると、「弾丸で行ってみますか!」とか「誘ってくれてありがとう!台湾めっちゃ行ってみたかった!」などと、前向き、いや、前のめり過ぎな返答があった。日にちを決めて2泊3日なら全員が集まりやすいかと7月の金土日の週末を提案すると、「調整するのでちょっと待って!」と言うオー君が一番最初にエアチケットを取ってしまい自分は焦ってしまった。行動力があるというか、行動力が未知の人に声をかけた為、自分の予想とは違う速さの波に乗っかってしまい話が勝手にどんどん進んでいく。

もうここからは集まった男4人の自然の流れに任せて1ヵ月後の台風シーズンの台湾旅行を楽しみとしながら日々を過ごした。なぜならオー君が作ったlineグループに毎日のように必要な情報や不要な情報が届くのだから。出発するまでの1ヵ月間、そのlineグループで泊まるホテルや目的地、飛行機などを話し合ったが、さんざん話し合って決まったのはやっとホテルだけだった。みんな一緒のホテル。

最初は別々に泊まることも考えたのだが、まぁ折角、歳も40代の男が4人も揃うことはないので、同じホテルに泊まることにしてみた。提案としては九份に行くかどうするか、どこのレストランへ行くか、クラブはどうするか、あたりが上がってはいた。

出発の飛行機は成田発組が自分ともう一人、羽田発組が2人だった。自分たちは木曜の夜の20時40分の便、エバー航空で行くことにした。チケットは往復約6万円。しかし夜の23時半に到着するので桃園空港にあるカプセルホテルに泊まれて、朝から動けるのでこの飛行機に乗ることにした。その日の仕事を終え、夕刻家から車を成田空港へ走らせた。