3年半ぶりの海外は台湾へ 4

めちゃくちゃ頭が痛い。昨晩クラブで飲みすぎたアルコールのせいでかなりの頭痛で朝の集合時間にホテル1階のエントランスでみんなと会った。これから台湾の朝食をみんなで食べに行くのだが全く食欲がない。しかし、みんなに昨夜のクラブの写真を見せると、いいなー!行きたかったと羨ましがられて、こんな体調だが全く後悔はない。

朝食を食べに外へ出ると台北の夏の空が青く広がり今日も暑くなりそうだ。地元の人たちで集まる李記豆漿という店に入ると中国語が全く読めずどんなメニューなのかよく分からないが、写真などを見せて豆乳のスープと揚げパンとウーロン茶と適当に注文した。しかし、二日酔いの為、スープを飲み、パンを一口、それでほとんど終了(笑)でも後悔はしていない。味はと言えば身体が通常時であればあっさりしていてきっと美味しい朝食だったのだろう。

今日の目的地はお茶を購入するため、事前に調べた徳興茶業というお茶の卸店に行く。中は大きなドラム缶が何個も置いてあり、非常に古くからあるような建物。店長は日本語が話せて、ここから1時間くらいの試飲会が始まった。台湾のウーロン茶で有名なのは高山茶という銘柄で、ここにはそのお茶が松竹梅の種類で売られていた。お茶の淹れ方から飲み方まで色々と教えてもらい、一番高級なお茶まで飲むことができて、みんなで爆買い。というほどでもないが、結構買っていた。日本で買うよりも7割くらい安いのではないだろうか。一番良い高山茶が150g2700円くらいで購入できたが、帰国して日本のお茶専門店で見るとたった30gが2800円くらいで売られていた。なので、とんでもなく安いのだ。

お茶を買い終えた僕等はMeowvelousという友達推薦のレストランへ向かった。Uberに乗り込み東へ向かう。Googleの情報だと台湾料理というよりアメリカンな感じだったのだが、到着してみると結構混んでいてしばらく待たされた。ここで食べた料理がどれもこれもが美味しくて、それが冷やし中華みたいな麺やチキンナゲットやポテトフライなどなどジャンクな感じなのだがかなり美味かった。ジャンクの台湾アレンジなのだろうか。ここはまた行きたい。ウェイター女子に美味しかったと伝えると日本語で返事をされて、話してみると結構上手な日本語を話してきた。盛り上がって話していると毎年日本に観光に来ているそうだ。

店を出て地下鉄に乗り迪化街で降りて街を散策する。原宿のような街並みを男40代4人で歩く。洒落た書店やカフェ、洋品店があちこちにある。もうこうなったら行くしかないということでスイーツを食べに夏樹甜品という杏仁豆腐や豆花(トウファ)の有名店に入る。ここも行列ができていて、外の蒸し暑い席なら確保できたのでそこで食べていると、いきなりスコールが降り出して、それを見ながらトウファを食べていた。

なかなか雨は止まず、待ちかねた僕らは駅まで小走りで向かった。いったんホテルに戻り各自部屋で小休憩。時刻は16時。夕立をただ眺めていたりホテルの部屋で小休憩をしたり、相当楽しい40代の夏の旅行である。

コーヒーと腰痛の関係

コーヒー(カフェイン)と腰痛の関係について調べてみた。何年も続いていた腰痛について自分なりに色々と考察し調子も良くなってきたので気になる人は試してもらいたい。

2023年も終わりに近づき、コロナ禍も過去のものになりつつある。これから活動していこうと思っていた矢先、腰痛や身体の不調が伴い、行動力がいまいち発揮できない時が多々あった。昨年、カフェイン断ちをして好きだった珈琲を止めていたところ身体が軽くなり好調になったので、またコーヒーを毎朝、日に2杯程度飲む習慣になっていた。

コーヒーを飲む習慣を再開したところ、ぎっくり腰や軽い腰痛、腰の張り、などが続いていたが、運動不足やストレッチを行えば治ると思っていた。しかし、まずここがおかしなポイントで、コーヒー(カフェイン)を摂っていると血管収縮も関係あるのか利尿作用で身体の水分が失われ筋肉が強張り固くなっていくのだそうだ。この硬い筋肉の状態で運動やストレッチをしたら、硬い筋肉を無理に伸ばす訳だから良いはずはない。それでも、まさか原因がカフェインだとは気付かず、いや、ここもおかしポイントで、昨年にカフェイン断ちをして身体が軽くなり腰のだるさも快調になったのなら気付いて良いはずなのに気付かない。もしくは気付かないフリをしている。これがカフェインの威力であり、相当に自分はカフェインの魅力にはまっており、依存、カフェイン中毒になっていたということだ。

簡単にまとめると、コーヒー(カフェイン)を飲む→元気が出て目覚める→無理に仕事をしても疲れない→夜眠れない→寝不足で起床する→眠いからまたカフェインを摂る→疲労が蓄積される→副腎疲労になる、身体の筋肉が強張っていく→疲労回復の為、またカフェイン摂取する。このサイクルが繰り返される。

朝、コーヒーを飲むと目がシャキっと覚めて仕事にいく行動力も気分も上がる。多少の疲れも感じない。昼過ぎに疲れたらまたもう一杯飲む。眠気も吹っ飛び疲れもとれて気分もハイになって仕事を頑張れてしまう。

「摂取すると眠らなくても大丈夫、疲れない、そしてハイになる」

どこかで聞いたような文句だが、そう覚せい剤などのドラッグと同じような効果だ。そんなカフェインを毎日摂取していたら中毒になるのは当然で止めるわけにはいかない。身体の不調があろうと、それよりもカフェイン接種のほうが大切になる。大好きなコーヒーを犠牲にするのなら身体の不調は気にしないでおこうと現実に目を逸らしてしまう。これは薬物による危険な行為としか思えない。もしかすると、脳自体はコーヒーの味が好きと感じるよりもカフェイン自体が好きなのだ。

そしてこのカフェインの中毒性については、「カフェインの真実」という本で詳しく書いてある。

少し前まで、オリンピック競技でカフェインはドーピング薬物しして指定されていたそうだ。たしかにこんなものを飲んでダッシュで走っていたら、その人物は普通の状態ではない。それを考えると、今の世の中、職場などでカフェイン中毒になりながら仕事をこなしている人達は沢山いるのではないだろうか。そんなドーピングしている軽い薬物中毒者と同じ仕事を共にしているのも怖いと感じるが、カフェインを止めることによって、中毒者よりパフォーマンスが上がり集中力も上がるので問題はなくメリットの方が多いはずだ。

まずカフェインを止めると夜ぐっすり眠れる。次の日の朝起きると前日の疲れが取れている。身体も柔らかくなっている。子供の頃や若い学生の頃の自分の身体は柔らかくなかっただろうか?それがいつの間にか歳を重ねるうちに、いや、社会人になってカフェインを摂る習慣がついてからなのかもしれない。職場で珈琲の味を覚え、家や、そこに追い打ちをかけたのがカフェブーム。

アフリカのケニアでコーヒーの栽培者はコーヒーを飲まないらしい。第一に金額が高いという理由もあるが、呑むと心臓がバクバクしてしまうからだそうだ。それがこれだけ普及しているということはやはり金になるからだ。中毒性のあるカフェインを社会にばら撒き、それで金を儲けて作っている側は服用しないというのはまるで覚せい剤などのドラッグと同じではないか。スターバックスなどのカフェ業界が少し恐ろしくも感じる。

珈琲=ドラッグなんて少し大げさなのだが、これは各個人の耐性にもよるものだと思う。カフェイン耐性が強い人は飲んでも身体の不調はでないのであろう。しかし、自分のように耐性が弱いような人は控えたほうがいい。死ぬまでタバコを吸っても大丈夫な人もいるわけだから。自分のような腰痛持ちの人で毎日コーヒーを摂取している人は多いそうで、ぎっくり腰を発生させる確率も上がるようだ。前にも書いたがとにかく腰、背中が柔らかくなる。胃腸の調子もよくなる。通っている整体師やCS60の先生にも言われたが、腰の悪いのは胃腸などの内蔵が原因のことが多いと話していた。カフェイン断ちすることによって、身体中の水分が保たれ、筋肉の強張り、胃腸不良が治れば、腰痛の原因を突き止めたものではないだろうか。

それと身体のだるさ。朝起きてもやる気が出ない、眠い、疲れている、そんな休日を送ってしまうのもカフェインによる副腎疲労が原因かもしれない。カフェインは副腎を攻撃する。肝臓、腎臓などもだ。若いころはある程度内蔵も強く解毒作用ができていたが、歳を重ねればそれも難しくなってしまう。そして利尿作用があるので腎臓はくたびれてしまい、カルシウムなどの栄養素も流れてしまう。副腎が元気を取り戻せば、気持ちも前向きになる。鬱病の原因も副腎疲労が一つの原因なのではないだろうか。

人は朝起きるとコルチゾールというストレスホルモンを分泌するのだが、朝にコーヒーを飲んでしまうと脳が覚醒してしまいコルチゾールが分泌されなくなってしまう、コルチゾールはストレスから身を守る元気なホルモンなので自分で作ることができなくなってしまうと元気も出なくなってしまう。本来はコーヒーを飲まなくても自分自身で元気を出すことが可能だ。

それら疲労の原因をずっとカフェインで紛らわしていたのだから、身体は相当なダメージを受けているのだ。カフェインはコーヒー以外にも紅茶、緑茶、ほうじ茶、コカ・コーラなどにも含まれているのでそれを全て止めてみること、まずは3ヵ月は止めないと本来の効果は出ないようだ。まぁ1,2週間カフェイン断ちをするだけで効果は実感できる。離脱症状による頭痛は最初の一週間は覚悟しないとならないが。過去に禁煙した経験があるが離脱症状があるというだけでも結構な薬物だと思うが。

カフェイン断ちが終了し、調子を取り戻してから、運動や整体やCS60などの施術を行うと、身体も柔らかくなっているので筋トレの効果m上がり、前向きになり行動力も出てくると思う。自分の場合はまず旅行に行った時、カフェイン中毒状態だと旅先での疲労が蓄積された。帰国してこの疲労は欧州で飲んでいた濃いめのエスプレッソコーヒーなのではないかと気付いた。それと、仕事。仕事は結構ハードに動く栄養士業務なので、これをカフェインで覚醒させて動いていたら身体を痛めた。アスリートのドーピングによる体調不良と同じではないか。身体を使う仕事やデスクワークでのカフェイン中毒の人はぜひ一度カフェイン断ちを試してもらいたい。

3年半ぶりの海外は台湾へ 3

ちょうど雑誌のブルータスで台湾が特集されていたその巻頭のほうにGubai Socialというレストランが今注目されていると特集されていたので、これはもう予約しておこうと楽しみに予約していた。18時に予約していたので、中正記念堂から急いで4人で地下鉄で向かう。101の駅で降りてレストランの入っているデパート新光三越へ向かうと街並みはまるで丸の内。東京の夜も台北の夜も夏の夜は素晴らしいと思いながら足早にレストランに到着すると、評判の割に席は満席ではなく、ほどよく空いていた。

まぁ、ここから注文したメニューが評判の割には、僕たちの口に合わないのか、経験値が少なくて理解できないのか、民族の舌感の違いか分からないのだが、全く理解できないオンパレードだった。これ美味しいのか?(笑)

牛肉麺が有名らしいのだが、当日それはなく、他のメニューを注文していった。以下日本語表記→トリュフ味の臭豆腐、バスク風味のかき焼き餅、シュシュ特製のウナギ焼き、伊勢海老イーフーメン、三角バラの煮込み入り焼きそば。どうやら台湾料理をアレンジして西洋風にしているのか、現地の人からは面白いのかもしれないが、自分達には特に面白くも美味しくもなく、唸ってしまった。あ、特に辛口の批評とかしたいわけではなく、誰か解説してくれるのなら教えてもらいたいくらいだ。

臭豆腐は台湾特有の味なので、好きではないがこれは面白い。それ以外の料理は、ウナギなんかはかば焼き三太郎の味じゃないの?とか、焼きそばはカレーソースが載ってるような鉄板焼きの焼きそばだったり、。それと伊勢海老イーフーメンは注文の間違いで出てきてしまったもので、食べてみたらこれも生ぬるい出来加減。

まぁ、いいんですけど値段が許容範囲ならば。ただね、結構高いんですよね、ここのお値段。台湾に来たら短い期間内で色々なものを食べたいのに4人で4万円越え(笑)焼きそばなんて屋台でたべるような代物だったのだが一皿3000円近くする。店の雰囲気は開放感があってお酒を呑むのにもいいと思たんだけど残念。店を出てからはこれのブーイングが始まってしまい帰国後もこのレストランについて論争することになってしまう。

ブルータスにもグバミにも裏切られ、しかしのほほんと外に出て街中を歩くと結構な人の賑わい。弾き語りと唄っている娘とそれを取り囲む面白い恰好の女の子たち。そのまま夜市まで行って4人でぶらぶら歩いていた。夏の夜に無邪気にだらだら歩いていると台北の街に溶けていくようで気持ちがいい。

で、ここから羽田組の二人はホテルに戻ることになる。そりゃ早朝便で来ていてほとんど寝てないのだから疲れているだろう。しかし自分ともう一人は、盛り上がっていそうなクラブを見つけて向かうことにする、自分達も疲れてはいるのだが、なにせ金曜日、金曜日なのである。そこから地下鉄に乗り込み、未知の場所、スポーツ施設や公園がある場所。花博公園というらしい、到着すると球場の周りでダンサーが何人も踊っている。これは何かあるだろうと期待しながら奥へ向かうとBARや小さいクラブが大音量で欧米人もたくさん飲んで騒いでいた。

室内のクラブより、BARの外にDJブースがある店の方がめちゃくちゃな騒ぎになっていて盛り上がっており、曲はヒット曲がなんでもかかり、ダンサーが交代で出てきてバトっている。楽しすぎて深夜2時頃まで遊んでしまった。やはり夜空の下のクラブはいい、しかも夏だ。考えたら今までコロナ禍だったので、こういう空間は3年ぶりなんじゃないだろうかか。その後タクシーでホテルへ戻り、数時間寝て、みんなの待ち合わせの朝の時間に何とか起きた。結構な二日酔いだ。