さてと、まずは期間は8泊9日間。
鹿児島を出発地点して長崎を目指す旅程になっている。
成田空港から鹿児島空港に午前中に到着してレンタカーで鹿児島市内へ。気温はやや高くて初秋のような気温。レンタカーの値段がやはり高くて9日間Vitzクラスで8万円強。まぁ、車がないと一周も横断もできないのでこれはしょうがない。
昼頃に鹿児島市内に到着したので昼食はやはり鹿児島名物が食べたく調べてみると近くに「あぢもり」というしゃぶしゃぶの有名店があった。入ってみると、とんかつ定食を薦められたのだが、しゃぶしゃぶのことを聞くとしょうしょうお待ちくださいませと待たされ、どうやら予約必須だったようだ。上の階の座敷に案内されて着物を着たスタッフが肉と具材を持ってきた。初の一人しゃぶしゃぶ高級店(笑)個室の座敷が立派でなんだか接待でもされてるようで料理もだし汁もかなり美味い。汗をかいてしまい、店を出て天文館という変わった名前の商店街を歩く。この天文館という商店街が街のへそのようだ。商店街は昔ながらの雰囲気で昭和感が残っていて人も沢山歩いているので好きな雰囲気だった。やはり地方都市はいい。
その後、薩摩藩、島津家の仙巌園を見学する。この庭園からの桜島の眺めがかなり良くて、屋敷の中も和洋中が混ざったような独特の内装と家具であった。そこから車を走らせ西郷隆盛像や御桜門のあたりを歩き、日も暮れてきたので有名な城山ホテルへチェックインする。
チェックインしてすぐに桜島を見ながらホテルの温泉に浸かり、夜は天文館を和牛を求めて彷徨い、やっと見つけた店で和牛ステーキ。フィレを切らしているというのでシャトーブリアンを薦められ、一口食べて「あの、すいません、感動しました」と料理人に伝えながら赤ワインを何杯も飲む。たしか五杯は飲んだ。そしてラムシンのステーキ100gをお代わりして店を出た。
すっかり酔って気持ち良くなったので帰り道に見つけたジャズBARに入ってマスターと他の客と閉店まで盛り上がり、エディット ピアフからユーミンまで色々聞かせてもらう。戦時中に聞くピアフのレコードはいつもとは違う。
すっかり遅くなってしまいタクシーで丘の上にある城山ホテルに戻る。城山ホテルは街に出るのに送迎バスを出してくれる昭和で少しハイソなホテル。そのまま倒れるようにベッドに入り込んだ。
ピアフの歌を聞いていた後に、以下の文章を見つけた。
人間は、幸せだから歌うのではない、歌うから幸せになるのだ
ウィリアム・ジェームス