DOKKINKIN TVのストックホルム、スウェーデン編が完成しYoutubeで公開されているので、ご覧ください。昨年の5月にストックホルムへ行った時のもので、少し時間が経ってしまいましたが、旅行記などは少し時間を空けたくらいのほうがいい時もあるので、良しとします。
この時の旅程は5日間という短い期間でストックホルムにのみ滞在。仕事を終えてそのまま夜便で羽田からウィーン経由でのフライト。乗り継ぎ時間は30分しかなく、大丈夫だとは聞いていましたが、乗り継ぎの行列と持ち込み荷物のチェックに時間がかかり焦ります。
現地到着後、有名なガムラスタンという旧市街を散策したりしながら、午後いったんホテルに戻りベッドでうとうとているところへ現地在住の友人から連絡があり、「こんな快晴の日に寝ているなんて勿体ない、ストックホルムの晴れの日なんて滅多にないんです!」と。夕食を食べることになり、Odenplan駅で待ち合わせくることに。到着したばかりで地理も地下鉄もよく分かってないながら、海外で普通に待ち合わせできてしまうのは、やはり慣れだろうか。以前、香港の重慶大厦(チョンキンマンション)前で友人達と現地待ち合わせをして非常に面白かったのだが、今後もやっていきたい企画です。
友人は結婚して現地に住んでいる。こんな眺めの良い街に一年中いられるのなんて羨ましいかぎり。しかし現実は大変なことが多いということだった。そんな環境で生活しているというだけで尊敬できる。
スウェーデン料理のレストランへ連れて行ってもらい、サーモンのマリネを食べ、行きたかったジャズクラブのGlenn Miller Cafe(グレンミラーカフェ)に連れていってもらう。ストックホルムは現金の使用がほとんどなく、クレジットカードや電子通貨での決済が普及している、邪魔な現金を持つこのない自分的には理想な街だ。調べると手にチップを埋め込み、それで電車に乗ったり決済したりする人もいるそうだが、残念ながら見かけることはできなかった。バンドにチップを支払うのだが、それは現金が電子マネーのみ、どちらも持っていなかったので、友人に立て替えてもらった。友達は演奏前に家に帰るこことなり、自分は北欧ジャズの演奏を聴いてほろ酔いでホテルに帰宅。
翌朝起きて街中を撮影しにいき、市庁舎からの眺めを撮る。こんな眺めをどうDOKKINKIN TVに盛り込むのか悩む。そしておそらく半年間手を付けられなかった。まず合わせる曲がない。いつも選曲に悩みのだが、いかんせん魔女の宅急便のモデルとなった街、ここにテクノミュージックは合うのか。他の曲も考えたが、弾丸5日間のストックホルムの旅はピッチを上げたほうがいい。なにはともあれその日は週末ということもあり、ストックホルムには有名なクラブが何件かある。結局3店舗を深夜にハシゴしてしまった、一人で。NYのブルックリンのクラブも一人で回ったこともあったが、最近怖いとか危険とか思わなくなったのは何故だろう。これも慣れなのか。
回ったクラブはTradgarden,Slakhuset,Kvarteret,一番人が多く集まっていて雰囲気が楽しかったのはTradgarden,ここはストックホルムにいるなら行くべきだろう。他のクラブも良かったが、テクノを楽しみたいならKvarteret,この日はKerri ChandlerがDJをやっていた。さすが欧州の週末はスケジュールを見ると大物ぞろいだ。クラブの行き来は徒歩、もしくは深夜の電車やバスがあり、今やgoogle mapのナビですべて把握できる。特に危険な雰囲気もなく適当に朝4時ころ近くホテルに戻った。朝というかこの国は白夜なので夜10時くらいまで明るいのだが。
次の日もジンバルとカメラを持ち歩きながら、街中を歩きまわる。歩きすぎて最終日は公園のベンチでゆっくり人を眺めていたのだが、海外で慌てて歩きまわるより、ホテルやカフェ、公園でくつろぐ時間や独りで考え事ができる時が至福だったりする。
帰りはドイツのフランクフルト経由からのANA便のはずだった。マイルが貯まってマイル使用でのANA便なのだが、フランクフルトで雷雨がひどく離陸させることができず、フランクフルトで一泊することになるとスタッフから普通に言われ、あれこれ他の便を探してもらい、こういうトラブル時が一番英語が口から出てくるのだが、air chinaの北京経由便なら乗れるとのことで、せっかくのANA便が飯の不味いボロボロの機体のair chinaになってしまうのかと思いながら変えてもらい、フランクフルト空港に向かうはずが、北京空港でラーメンを食べて帰ってくることになった。北京空港でよく使う中華料理の店にすぐ向かってワンタンメンを食べ、帰国した時間にそれほど差もなかった。これも慣れなのだろうか。