2023年の年明けから春に(Artizonal museumのダムタイプ)

今年が始まってからまだブログを書いていないと思ったら、九州ブログは書いてたんでサボってたわけではない。でももう4月になってしまった。つい先日年が明けて、何だかんだで春になってしまった。

この間、あっという間ではあったが、親が癌になったり、俺がぎっくり腰になったり、まぁ色々と結構なことが起こった。にしても親の癌は初期の肺癌だったのがたまたま見つかって、今ならすぐ切除できるからと言われるまますぐに手術をすると30分で切り取ってしまった。先生が取った腫瘍をこれこれと見せてくれて、梅干したいだなと思いながら写真を撮らせてもらった。あれ、梅干しだったんじゃないかと親には話しておいたが。にしても癌という病に付き添うと色々な検査があって意外と面白い。CTのPET検査というもので癌が転移していれば色がついて写ったりと。

年明けは、銀座で友達を会ってコリドー街で鰻を食べたり、このコリドー街でじっくり平日に歩いたことはないのだが、コロナ明けはどんな感じなのだろう。正月明けの平日は空いてて快適だった。そのあとハイアットに入ってるカフェに行ってみるとアルコールもおいてあったので、昼からビールを飲んで幸せな正月明けであったのが、そのあと、ぎっくり腰。ヒートテックの下を脱ごうと片足立ちになったところでグキっとやってしまった。なので、2月は親の病院の付き添い以外は引きこもっていた(笑)そんな中、たまたま近所のカフェに行っってみるとなかなか寛げるスペースで友達と夕方にワインを飲んでいた。

先日、東京駅近くにあるArtizon Museumという美術館でダムタイプ(DUMB TYPE)の展示があったので行ってみた。もう何年振りに見るのだろう。池田亮二の音響作品なんかは映画館に観に行ったり、恵比寿のガーデンプレイスはコンテンポラリーダンスがバキバキの電子音の下で行われたりと、尖がりまくった集団なので大好きなのだが、美術館に入ってみるとやはり予想してた通り真っ暗だった(笑)本当に真っ暗が似合う、その辺のテクノDJより雰囲気はテクノだ。多分暗いはずだと思い自分も黒い恰好で来てしまった。そして見終えた後に物販でダムタイプのTシャツを買った。もはやファンだ。というかライブ後にバンドのTシャツを買ったりしてたのが懐かしい感じに思えてしまった。

今回、坂本龍一が参加していて、各国で録音したらしいフィールドレコーディングのアナログ盤がプレーヤーで鳴っていた。それにしても都内はマスクを外している人もちらほらいて、やっとイベントごとに出かけられる雰囲気の中、友達と新橋の飲み屋で、青空の下で焼き鳥を食べながらビールを飲んだ。

友達はそろそろ何か新しいことを始めたいというような事を話していて、まぁ何をするかは決めてはいないのだけど、さて自分は何かしようとすれば、直近だと自分の遺伝子解析をして自身の体内のことをよく知っていきたいというのが思い浮かんで、なにか事業を起こすというようなこととは少しズレている。

もうね、年末年始が忙しくて、映画を見る回数と読書の数が減ってるのだ。金原ひとみさんの小説なんか読んでると本当すげーなと思ったり、エドガーライトのラストナイトインソーホーを見ても監督はやっぱり最高だ!と刺激を受けてるとまだまだ楽しめることが大いにあるのに、労働や雑事で時間が過ぎていってしまうのが、やはり歳をとったからだろうか。

時間が過ぎるのが早くなっている。と言って焦ってもしょうがないのでゆっくりと年相応に楽しんでいくかと思ったら、5月から公開される「TAR」という映画がグラモフォンが協力しているベルリンフィルの映画らしいのだが、サントラも発売予定でそのジャケットにケイトブランシェットとグラモフォンの黄色いタイトルでマーラーと書いてあるんでテンション上がってしまった。そして5月の連休には都内でラ・フォル・ジュルネというクラシックのイベントでベートヴェン祭が行われる。世の中が騒ぎ始め出した。

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