コーヒー(カフェイン)と腰痛の関係について調べてみた。何年も続いていた腰痛について自分なりに色々と考察し調子も良くなってきたので気になる人は試してもらいたい。
2023年も終わりに近づき、コロナ禍も過去のものになりつつある。これから活動していこうと思っていた矢先、腰痛や身体の不調が伴い、行動力がいまいち発揮できない時が多々あった。昨年、カフェイン断ちをして好きだった珈琲を止めていたところ身体が軽くなり好調になったので、またコーヒーを毎朝、日に2杯程度飲む習慣になっていた。
コーヒーを飲む習慣を再開したところ、ぎっくり腰や軽い腰痛、腰の張り、などが続いていたが、運動不足やストレッチを行えば治ると思っていた。しかし、まずここがおかしなポイントで、コーヒー(カフェイン)を摂っていると血管収縮も関係あるのか利尿作用で身体の水分が失われ筋肉が強張り固くなっていくのだそうだ。この硬い筋肉の状態で運動やストレッチをしたら、硬い筋肉を無理に伸ばす訳だから良いはずはない。それでも、まさか原因がカフェインだとは気付かず、いや、ここもおかしポイントで、昨年にカフェイン断ちをして身体が軽くなり腰のだるさも快調になったのなら気付いて良いはずなのに気付かない。もしくは気付かないフリをしている。これがカフェインの威力であり、相当に自分はカフェインの魅力にはまっており、依存、カフェイン中毒になっていたということだ。
簡単にまとめると、コーヒー(カフェイン)を飲む→元気が出て目覚める→無理に仕事をしても疲れない→夜眠れない→寝不足で起床する→眠いからまたカフェインを摂る→疲労が蓄積される→副腎疲労になる、身体の筋肉が強張っていく→疲労回復の為、またカフェイン摂取する。このサイクルが繰り返される。
朝、コーヒーを飲むと目がシャキっと覚めて仕事にいく行動力も気分も上がる。多少の疲れも感じない。昼過ぎに疲れたらまたもう一杯飲む。眠気も吹っ飛び疲れもとれて気分もハイになって仕事を頑張れてしまう。
「摂取すると眠らなくても大丈夫、疲れない、そしてハイになる」
どこかで聞いたような文句だが、そう覚せい剤などのドラッグと同じような効果だ。そんなカフェインを毎日摂取していたら中毒になるのは当然で止めるわけにはいかない。身体の不調があろうと、それよりもカフェイン接種のほうが大切になる。大好きなコーヒーを犠牲にするのなら身体の不調は気にしないでおこうと現実に目を逸らしてしまう。これは薬物による危険な行為としか思えない。もしかすると、脳自体はコーヒーの味が好きと感じるよりもカフェイン自体が好きなのだ。
そしてこのカフェインの中毒性については、「カフェインの真実」という本で詳しく書いてある。
少し前まで、オリンピック競技でカフェインはドーピング薬物しして指定されていたそうだ。たしかにこんなものを飲んでダッシュで走っていたら、その人物は普通の状態ではない。それを考えると、今の世の中、職場などでカフェイン中毒になりながら仕事をこなしている人達は沢山いるのではないだろうか。そんなドーピングしている軽い薬物中毒者と同じ仕事を共にしているのも怖いと感じるが、カフェインを止めることによって、中毒者よりパフォーマンスが上がり集中力も上がるので問題はなくメリットの方が多いはずだ。
まずカフェインを止めると夜ぐっすり眠れる。次の日の朝起きると前日の疲れが取れている。身体も柔らかくなっている。子供の頃や若い学生の頃の自分の身体は柔らかくなかっただろうか?それがいつの間にか歳を重ねるうちに、いや、社会人になってカフェインを摂る習慣がついてからなのかもしれない。職場で珈琲の味を覚え、家や、そこに追い打ちをかけたのがカフェブーム。
アフリカのケニアでコーヒーの栽培者はコーヒーを飲まないらしい。第一に金額が高いという理由もあるが、呑むと心臓がバクバクしてしまうからだそうだ。それがこれだけ普及しているということはやはり金になるからだ。中毒性のあるカフェインを社会にばら撒き、それで金を儲けて作っている側は服用しないというのはまるで覚せい剤などのドラッグと同じではないか。スターバックスなどのカフェ業界が少し恐ろしくも感じる。
珈琲=ドラッグなんて少し大げさなのだが、これは各個人の耐性にもよるものだと思う。カフェイン耐性が強い人は飲んでも身体の不調はでないのであろう。しかし、自分のように耐性が弱いような人は控えたほうがいい。死ぬまでタバコを吸っても大丈夫な人もいるわけだから。自分のような腰痛持ちの人で毎日コーヒーを摂取している人は多いそうで、ぎっくり腰を発生させる確率も上がるようだ。前にも書いたがとにかく腰、背中が柔らかくなる。胃腸の調子もよくなる。通っている整体師やCS60の先生にも言われたが、腰の悪いのは胃腸などの内蔵が原因のことが多いと話していた。カフェイン断ちすることによって、身体中の水分が保たれ、筋肉の強張り、胃腸不良が治れば、腰痛の原因を突き止めたものではないだろうか。
それと身体のだるさ。朝起きてもやる気が出ない、眠い、疲れている、そんな休日を送ってしまうのもカフェインによる副腎疲労が原因かもしれない。カフェインは副腎を攻撃する。肝臓、腎臓などもだ。若いころはある程度内蔵も強く解毒作用ができていたが、歳を重ねればそれも難しくなってしまう。そして利尿作用があるので腎臓はくたびれてしまい、カルシウムなどの栄養素も流れてしまう。副腎が元気を取り戻せば、気持ちも前向きになる。鬱病の原因も副腎疲労が一つの原因なのではないだろうか。
人は朝起きるとコルチゾールというストレスホルモンを分泌するのだが、朝にコーヒーを飲んでしまうと脳が覚醒してしまいコルチゾールが分泌されなくなってしまう、コルチゾールはストレスから身を守る元気なホルモンなので自分で作ることができなくなってしまうと元気も出なくなってしまう。本来はコーヒーを飲まなくても自分自身で元気を出すことが可能だ。
それら疲労の原因をずっとカフェインで紛らわしていたのだから、身体は相当なダメージを受けているのだ。カフェインはコーヒー以外にも紅茶、緑茶、ほうじ茶、コカ・コーラなどにも含まれているのでそれを全て止めてみること、まずは3ヵ月は止めないと本来の効果は出ないようだ。まぁ1,2週間カフェイン断ちをするだけで効果は実感できる。離脱症状による頭痛は最初の一週間は覚悟しないとならないが。過去に禁煙した経験があるが離脱症状があるというだけでも結構な薬物だと思うが。
カフェイン断ちが終了し、調子を取り戻してから、運動や整体やCS60などの施術を行うと、身体も柔らかくなっているので筋トレの効果m上がり、前向きになり行動力も出てくると思う。自分の場合はまず旅行に行った時、カフェイン中毒状態だと旅先での疲労が蓄積された。帰国してこの疲労は欧州で飲んでいた濃いめのエスプレッソコーヒーなのではないかと気付いた。それと、仕事。仕事は結構ハードに動く栄養士業務なので、これをカフェインで覚醒させて動いていたら身体を痛めた。アスリートのドーピングによる体調不良と同じではないか。身体を使う仕事やデスクワークでのカフェイン中毒の人はぜひ一度カフェイン断ちを試してもらいたい。