二拠点生活

都内にいる友達夫妻が自分の家の近くにログハウスを購入したということで行ってきた。ログハウスは茨城県の田舎の風情と自然が残っているところにある。

友達夫妻は都内に住んでいるのだが、週末のみここに子供と滞在しているそうで2拠点生活をするそうだ。軽井沢や逗子も考えたそうだけど、そっちは東京とあまりここに変わらないのでここに決めたそう。確かに茨城県は地域ブランドを気にしなければコスパがいい。

遊びに行くと雰囲気の良いログハウスで、ウッドデッキが設置してあってそこで食事をしたり、音楽を聴きながら珈琲を飲んでゆっくりできる最高のところだった。夜は焼肉とワインでずっと喋り通しで、気が付くと布団が敷いてあっていつの間にか 朝をむかえていた。このログハウスの朝がまた気持ち良くて、パンが焼かれていて、それの香りで起きて早朝もウッドデッキの椅子に腰かけて珈琲を飲む。

その後は近くの湖へ釣りに行ってからの、薪割り。今月は薪ストーブの設置工事をするそうで、それに使う薪割りをしたのですが、割れない薪は本当になかなか割れない。
ログハウス自体をリフォームしているところなので、たまに手伝いに行って、薪を割ったり、草刈りをしたり、木の剪定をしたり、所謂ガーデニングをしていく話になった。

それにしても、20代の頃からの友達だけど、数年越しに会ったり、都内にいる時に偶然近所に住んでいたり、今年になって何故かこんな近所に引っ越してきたりと人との距離や時間の間隔って意外と曖昧に引き合わされてる気にもなった。

2拠点生活は自分でも以前から考えてはいたが、自分の場合はもともと東京にいたときに、田舎へ戻ろうと仕事を辞めて東京を離れ、田舎で栄養士の学校へ行き、そこから海外留学や海外旅行も同時に行ったことがある。2年間の期間で、それが今までの人生の中で非常に忙しくも記憶に残る生活だった。

移住にも興味はあったのだけど、一か所や二か所に住むことを決めてしまうよりも、何も決めないで様々な場所へ住んだ方が自分の性に合うかと思っているのと、家のローン(いわゆる借金)や自宅(動かせない物という意味)というのが嫌いなので今のところ買うことはないだろう。動かしづらい所有物は今のご時世にはリスキーだ。なにぶん今はairbnbなどを使用すればあらゆる場所に滞在することができ、時代が流動化している今、自分のライフスタイルも身軽に流動化したほうが楽しいのではないか。

欠点としてはノマドは孤独だということ。それにはやはり家族がいるのといないとで変わってくるのだろうか。 今まで一人でいろいろなところへ行ってきたが、家族というものも良いものだなと考え方も変わってきたのは歳のせいだろうか。

ログハウスでの2拠点生活を楽しむ人たちが出てきたことで、家族でも理解しあえればこういう生活もできるのかと家族や夫婦に対する考え方も変わったし、おそらく人の思考も進化してそれが広まり、こういう生活をする人たちも増えていくのだろう。

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