沖縄那覇2日目、起きてホテルのラウンジへ朝食を食べに行く。ラウンジは中韓国系の客でいっぱいで家族連れが多い。メニューは沖縄ブッフェで、まぁ普通のホテルの朝食。
比べてみると前に泊まったヒューイットリゾートホテルの方が洗練されてて心地良かったけど、色々と宿泊してみないとホテル通になれないのでなるべく色々なところへ泊るようにしている。にしても良いホテルというものは何でこんなに少ないんだろうか。
今日も予報は雨か曇りで空は曇ってはいる。予定を決めていないので、まずは朝のコーヒーを飲みにカフェを探しにいく、が朝の時間に開いている店はあまりなく、車で30分くらい北上したあたりにSTICK BY ME ESPRESSOというカフェがあったので向かってみた。ホテルの外に出ると曇ってはいるが初夏の南国の風が吹いているだけで気持ちがいい。北へ向かえばアメリカンヴィレッジもあるのでそちらも一緒に回ることにした。
STICK BY ME ESPRESSOに到着して店内を見ると、内装は50’sAmericanでかなり好きな雰囲気。赤いニットキャップの店員がコーヒーを入れてくれる。そして音楽がレコードで鳴っているのだが、スピーカーシステムが家具調スピーカーで、これもノスタルジーな音を出していた。今時、店内で配信でない音楽がかかってるなんて本当珍しい。曲はジェファーソンエアプレインみたいなサイケガレージバンドのようなギターがぎゃんぎゃん鳴っている曲が午前中からかかっており。隣には白人女性2人組がパンケーキを食べている。もうこの時点で映画のゴーストワールドのイーニドとレベッカが駄弁ってる空気感が満点なのだが、そこにアメ車なのかは分からないけど古い車がブワン!と店の前に停車して、中からリーバイスの501を履いた50’s調の日本人の男が入ってきた。注文したコーヒーがFireKingのカップか?に注がれてきた。カップの裏面の文字を気にしながら飲んでいたらやはりFireKingだった。よく見たらカウンターの棚にはそんなマグカップが沢山並んでいて、店内を色々見まわすと結構集めたなーってくらい色々な家具が置いてある。そして、このコーヒーがまた少し薄めのアメリカンコーヒーで、ごくごく飲んでしまうようなティーのようでそれはそれで良かった。しばらくするとまた古い旧車が停まり、アロハシャツを着た男が入ってきた。年配の夫婦やアメリカ人だと思う家族が入ってきたりと雰囲気は最高のカフェだった。ここは再訪リストに入れておくことにする。
カフェを出て車でアメリカンヴィレッジに向かう。アメリカンヴィレッジはまだオープン前だったので閉まってる店が多かったのだが、海沿いに行くと眺めのいいカフェが何軒か開いていて平日月曜なのに観光客も結構入っていた。ヴィレッジの街中はまぁアメリカ的な雑貨が並んだショッピングモールのような感じで軽く散歩して車に乗り込み北の残波岬へ向かう。この時にはもう空は晴れていた。残波岬に灯台があり、登ることができるのだが、階段が結構キツくなんとか登り終えて外に出ると物凄い強風で飛ばされそうになり、しかし海の眺めは最高で写真を撮って退散する。
腹が減ったので今日は人気店に行こうと北へ向かう。波羅密というちょっと珍しい感じのレストランがあったのでそこか、古宇利大橋近くのL LOTAと迷ったが、洋食を食べたくてL LOTAに決めた。二日連続で古宇利大橋に来てしまったが、晴れの日の古宇利大橋の海は光の反射で海が透き通り昨日とは全く違っていた。到着したL LOTAでは人は結構入っていたが予約なしで座れて本部牛のランイチのロティは軟らかくて沖縄の野菜も味わい深かった。スタッフも丁寧な接客で沖縄で食べた中で一番美味しかったメニューかもしれない。テラスからの眺めも橋が一望できて最高のロケーションであった。
その後、道の駅許田、やんばる物産センターに寄り、ブセナビーチへ向かう。ここにブセナテラスというホテルがビーチのすぐ近くにあるのだが、これを覗いたらやばかった。一泊5万円くらいするらしいのだが、ブセナビーチはマジで綺麗すぎてホテルの部屋から歩いてそこまで行けてしかもプール付きだ。これは泊まってみたいが、ビーチしかない場所でこの値段、金持ちか新婚しかいないんじゃないだろうか。
そこから万座ビーチへ移動して万座毛という絶壁を見てみた。ここも観光客は多くてカメラに向かって自撮りで解説している女子たちもいた。那覇市内へ戻る途中、アンティークショップに寄り道しながら帰る。アメリカの雑貨とフィギュアのアンティークは見ていて飽きない。
那覇へ戻り、街中へ向かう。栄町市場へ行くが閉まっている店が多く入った店は食事が出てくるのがあまりにも遅くて、いまきの芽という居酒屋へ移動した。ここの沖縄料理は最高に美味しくてこれも再訪リストに入れることにした。街中をぶらつき、また適当に沖縄そば屋を探すと24時間チェーンの牛丼屋で沖縄そばがあったので入ってみる。意外とそばは美味しくて、そのままホテルに戻りベッドに倒れこむ。それにしても大したことを何もしてないけれども何故か充実した一日だった。南国は滞在しているだけで満たされてしまう。