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2023から2024へ

ブダペストから日本へ戻り、通常の生活が始まり、母親のいる病院へ出向き色々と手続きをしていたが、することはと言えば感染対策の為、10分間だけ面会し母親と顔を合わせるのみ。比較的顔色も良くなり、入院しているのでしっかり食事も摂れていて日々回復しているようだった。

入院していることで、こちらも不安に思うことはなくなり、そのまま年末を迎えることになった。年末に向けて、あちこちで友人と会うことがあり平常の生活が訪れていたのだが、何だろうか何か意力の低下というか、やることをやり終えて脱力状態になった。旅の疲れもあったのか、帰国後はとにかく身体が重くて動かない状況で、まぁこれは長旅と食事の違い、旅の最中ついついワインを飲みすぎ、食べ過ぎによるものであろうと質素な生活に戻した。しかし気持ちが低空飛行なのは、また自由に国内海外を動き回りたいというパンデミック中の願望が叶い、よく言われる燃え尽きとでも言うのか、目標がなくなってしまいしばらく脱力していた。もちろん日本は平和でなにも問題はないのだが、それはそれで寝ぼけてしまうような平和ボケ状態。

さて何をしようかと次のことを考えるが何も浮かばない。とは言え、こうして文章を書いていることで、自分自身を探ることができるので、年末から年明けに向けてずっとセルビアとブダペストの滞在の記録をまとめていた。書いていると面白いのがたったの10日間ですら人の心は変化していくということ。成長とも言えるし、まぁある程度の年齢になると熟成されていくとでも言うのだろうか、30代の頃とは違い立ち止まって想いに耽ることが出てきた。そんな中で自分が今したいことは、書き続けることか。書いていたら、人の歴史や世界の今日までの動きや仕組みをもっと調べたい衝動に駆られてきた。

パンデミック後の世の中の動きは経済やテクノロジーの進化、職業も含めて、何故そんなことが起こってしまうのか驚くことが起こりつつある。10年前におぼろげに考えていたことが現実になってきて、もはや真摯に取り組む時期なのかもしれない。身近なところでは、働き方、住む場所などのライフスタイルを変えていきたい気持ちが強い。帰国後はぼんやりしていたことが少しづつ整理されてきた。

秋口には親の体調もすっかり回復し病院を退院ことになり、久しく会っていなかった友人たちと会うことも増え、街は正常化してきた。久ぶりに会う面々は自分と同じく歳を重ねていて、あぁやはり時間は過ぎていくのだな、なんてことを考えていると、情報化社会は進めど、人体というものは昔から変わってはおらず、そんな中で生活を変えるということは、なかなか大変だな、なんて考えてしまった。やはり人生は短くあっという間だ。

もう冬に入った銀座は人が沢山歩いていて、元の賑やかな週末に戻っていた。夢が覚めて現実に戻ったのだ。

コーヒーと腰痛の関係

コーヒー(カフェイン)と腰痛の関係について調べてみた。何年も続いていた腰痛について自分なりに色々と考察し調子も良くなってきたので気になる人は試してもらいたい。

2023年も終わりに近づき、コロナ禍も過去のものになりつつある。これから活動していこうと思っていた矢先、腰痛や身体の不調が伴い、行動力がいまいち発揮できない時が多々あった。昨年、カフェイン断ちをして好きだった珈琲を止めていたところ身体が軽くなり好調になったので、またコーヒーを毎朝、日に2杯程度飲む習慣になっていた。

コーヒーを飲む習慣を再開したところ、ぎっくり腰や軽い腰痛、腰の張り、などが続いていたが、運動不足やストレッチを行えば治ると思っていた。しかし、まずここがおかしなポイントで、コーヒー(カフェイン)を摂っていると血管収縮も関係あるのか利尿作用で身体の水分が失われ筋肉が強張り固くなっていくのだそうだ。この硬い筋肉の状態で運動やストレッチをしたら、硬い筋肉を無理に伸ばす訳だから良いはずはない。それでも、まさか原因がカフェインだとは気付かず、いや、ここもおかしポイントで、昨年にカフェイン断ちをして身体が軽くなり腰のだるさも快調になったのなら気付いて良いはずなのに気付かない。もしくは気付かないフリをしている。これがカフェインの威力であり、相当に自分はカフェインの魅力にはまっており、依存、カフェイン中毒になっていたということだ。

簡単にまとめると、コーヒー(カフェイン)を飲む→元気が出て目覚める→無理に仕事をしても疲れない→夜眠れない→寝不足で起床する→眠いからまたカフェインを摂る→疲労が蓄積される→副腎疲労になる、身体の筋肉が強張っていく→疲労回復の為、またカフェイン摂取する。このサイクルが繰り返される。

朝、コーヒーを飲むと目がシャキっと覚めて仕事にいく行動力も気分も上がる。多少の疲れも感じない。昼過ぎに疲れたらまたもう一杯飲む。眠気も吹っ飛び疲れもとれて気分もハイになって仕事を頑張れてしまう。

「摂取すると眠らなくても大丈夫、疲れない、そしてハイになる」

どこかで聞いたような文句だが、そう覚せい剤などのドラッグと同じような効果だ。そんなカフェインを毎日摂取していたら中毒になるのは当然で止めるわけにはいかない。身体の不調があろうと、それよりもカフェイン接種のほうが大切になる。大好きなコーヒーを犠牲にするのなら身体の不調は気にしないでおこうと現実に目を逸らしてしまう。これは薬物による危険な行為としか思えない。もしかすると、脳自体はコーヒーの味が好きと感じるよりもカフェイン自体が好きなのだ。

そしてこのカフェインの中毒性については、「カフェインの真実」という本で詳しく書いてある。

少し前まで、オリンピック競技でカフェインはドーピング薬物しして指定されていたそうだ。たしかにこんなものを飲んでダッシュで走っていたら、その人物は普通の状態ではない。それを考えると、今の世の中、職場などでカフェイン中毒になりながら仕事をこなしている人達は沢山いるのではないだろうか。そんなドーピングしている軽い薬物中毒者と同じ仕事を共にしているのも怖いと感じるが、カフェインを止めることによって、中毒者よりパフォーマンスが上がり集中力も上がるので問題はなくメリットの方が多いはずだ。

まずカフェインを止めると夜ぐっすり眠れる。次の日の朝起きると前日の疲れが取れている。身体も柔らかくなっている。子供の頃や若い学生の頃の自分の身体は柔らかくなかっただろうか?それがいつの間にか歳を重ねるうちに、いや、社会人になってカフェインを摂る習慣がついてからなのかもしれない。職場で珈琲の味を覚え、家や、そこに追い打ちをかけたのがカフェブーム。

アフリカのケニアでコーヒーの栽培者はコーヒーを飲まないらしい。第一に金額が高いという理由もあるが、呑むと心臓がバクバクしてしまうからだそうだ。それがこれだけ普及しているということはやはり金になるからだ。中毒性のあるカフェインを社会にばら撒き、それで金を儲けて作っている側は服用しないというのはまるで覚せい剤などのドラッグと同じではないか。スターバックスなどのカフェ業界が少し恐ろしくも感じる。

珈琲=ドラッグなんて少し大げさなのだが、これは各個人の耐性にもよるものだと思う。カフェイン耐性が強い人は飲んでも身体の不調はでないのであろう。しかし、自分のように耐性が弱いような人は控えたほうがいい。死ぬまでタバコを吸っても大丈夫な人もいるわけだから。自分のような腰痛持ちの人で毎日コーヒーを摂取している人は多いそうで、ぎっくり腰を発生させる確率も上がるようだ。前にも書いたがとにかく腰、背中が柔らかくなる。胃腸の調子もよくなる。通っている整体師やCS60の先生にも言われたが、腰の悪いのは胃腸などの内蔵が原因のことが多いと話していた。カフェイン断ちすることによって、身体中の水分が保たれ、筋肉の強張り、胃腸不良が治れば、腰痛の原因を突き止めたものではないだろうか。

それと身体のだるさ。朝起きてもやる気が出ない、眠い、疲れている、そんな休日を送ってしまうのもカフェインによる副腎疲労が原因かもしれない。カフェインは副腎を攻撃する。肝臓、腎臓などもだ。若いころはある程度内蔵も強く解毒作用ができていたが、歳を重ねればそれも難しくなってしまう。そして利尿作用があるので腎臓はくたびれてしまい、カルシウムなどの栄養素も流れてしまう。副腎が元気を取り戻せば、気持ちも前向きになる。鬱病の原因も副腎疲労が一つの原因なのではないだろうか。

人は朝起きるとコルチゾールというストレスホルモンを分泌するのだが、朝にコーヒーを飲んでしまうと脳が覚醒してしまいコルチゾールが分泌されなくなってしまう、コルチゾールはストレスから身を守る元気なホルモンなので自分で作ることができなくなってしまうと元気も出なくなってしまう。本来はコーヒーを飲まなくても自分自身で元気を出すことが可能だ。

それら疲労の原因をずっとカフェインで紛らわしていたのだから、身体は相当なダメージを受けているのだ。カフェインはコーヒー以外にも紅茶、緑茶、ほうじ茶、コカ・コーラなどにも含まれているのでそれを全て止めてみること、まずは3ヵ月は止めないと本来の効果は出ないようだ。まぁ1,2週間カフェイン断ちをするだけで効果は実感できる。離脱症状による頭痛は最初の一週間は覚悟しないとならないが。過去に禁煙した経験があるが離脱症状があるというだけでも結構な薬物だと思うが。

カフェイン断ちが終了し、調子を取り戻してから、運動や整体やCS60などの施術を行うと、身体も柔らかくなっているので筋トレの効果m上がり、前向きになり行動力も出てくると思う。自分の場合はまず旅行に行った時、カフェイン中毒状態だと旅先での疲労が蓄積された。帰国してこの疲労は欧州で飲んでいた濃いめのエスプレッソコーヒーなのではないかと気付いた。それと、仕事。仕事は結構ハードに動く栄養士業務なので、これをカフェインで覚醒させて動いていたら身体を痛めた。アスリートのドーピングによる体調不良と同じではないか。身体を使う仕事やデスクワークでのカフェイン中毒の人はぜひ一度カフェイン断ちを試してもらいたい。

カフェインは栄養か?

(前もって書くが、この文章を書いた後、普通に珈琲を飲む生活になっている。)

さて、またしばらく書いていなかった理由は、また離脱症状が起こっていたから。なんで今年はこんな化学反応みたいなものがよく身体に出るんだろうか(笑)ちなみに健康診断は全く異常なし。

まぁ、前回のは鎮痛剤による離脱症状だったのだが、最近飲みすぎ食べ過ぎが祟り、お腹の調子が良くなかったので、少し珈琲を止めてみたら、頭痛、吐き気、下痢の症状が出て、脱力状態になった。それと下半身の筋肉痛、これがジンジンしてめちゃくちゃ痛い。そういえば過去にもコーヒーをしばらく止めた時に不快感があったのを思い出したのと、前回鎮痛剤のリリカを止めた時に珈琲も飲めなくて止めていたが、あれも離脱症状に加担していたのかと今になって分かった。

珈琲は好きなのでそのうちまた飲むとは思うけど、ネットで調べるとカフェイン断ちをしている人がちらほらいた。その人たちの声を聞くと、一度カフェインを止めてみるとどのくらい中毒になっていたのかをよく理解できるということだったので、せっかくなので自分も止めてみたのだが、これが2週間くらいはなかなかしんどかった。最初の2,3日は頭痛、吐き気、下痢が重くのしかかり、だんだんと良くはなるが、何というか脱力感と珈琲が飲みたくてたまらない軽い禁断症状。禁煙をした時に似たような感覚。

しかし3週間経った頃から身体が軽くなり、疲れなくなった。疲れなくなったのは、朝の珈琲を飲んだ後は身体がシャキッとして活動的になるじゃない?で、その後疲れていく。そしてまた午後にカフェインを摂ってテンションを上げていく。そのローテーションをなくすと、無理やり身体を興奮させないで、たんたんと仕事をすることができるので、自分で体力のコントロールをしやすくなるのかもしれない。

それと睡眠。本当によく寝られる。最初の頃は爆睡していた。今1ヵ月経って、そうなると色々なことが普通になってしまってるけど。逆に、先日疲れて眠い中、高速道路を車で走らないとならない時があり、久しぶりにカフェイン入りのコーヒーを飲むと、目が一気に冴えて興奮状態になった。そうとう作用の強い薬物のようなものを摂取した感覚になった。それが分かったことがカフェイン断ちをしてみて最も良かったこと。

こんなものを毎日何杯も飲んでたら相当身体の負担になっていたはず。単純に考えて、こういう興奮剤で無理やり身体を毎日動かしていたら良いわけない。ついでにイライラ感、焦燥感が少なくなったと思う。

でも珈琲の楽しみがなくなるのは困るので、最近はカフェインレスのデカフェを飲んでいる。最近のデカフェの出来は非常に良く美味しくなっている。なのでこればかり飲んでいる。ちなみにスタバの店舗で作ってもらうデカフェは本当に美味しい。試しに店内で一度カフェイン入りのコーヒーを飲んで読書をしてみたら、物凄い集中力は上がったが。飲みすぎるとヤバイことを自覚しながらカフェインとは付き合っていった方がいい。

それと、不思議と身体が柔らかくなった気がした。立ち仕事なので足腰を痛めていたのだが足裏の痛みがかなり減った。それと腰痛も少し和らいだ気がした。離脱症状の時に腰から脚にかけて筋肉痛の激痛で夜も眠れないくらだったのは、カフェインが筋肉の神経に作用していたからだろうか。それも調べてみるとカフェインには筋肉を硬くする作用があるとのこと。なのでもしかすると腰痛とカフェインの関係はあるのかもしれない。

とういことで、この一か月はデカフェとカフェインレスのルイボスティー、整体師から勧められた沖縄の雪塩の「ぬちまーす」を水に溶かして飲んでます。かなりのミネラルが摂れるとのこと。ヤクルト1000なんて人気があるけど。あれは相当甘いので危険だと思う。ブドウ糖果糖液糖ってのが入っているんですが、その手のジュース類はもう飲めない。

何故こんなに危険な食品が身近なスーパーで普通に売られているのかは本当に不思議だ。

鎮痛剤のリリカ、トラマールの離脱症状

数ヵ月間、薬物中毒に陥っていた。そこから這い上がってきたのだが、このサイトを見たら石垣島の旅の話が途中で止まっておる(笑)

今年の2月から4月いっぱい迄の3ヵ月間、リリカ、プレドニン、トラマールという鎮痛剤を整骨院から処方され何も知らないまま飲み続けていた。(リリカは別名プレガバリンともいう・トラマールはトラムセットといった種類もある)

もうこれが冗談抜きでとんでもない薬で麻薬の禁断症状を味わうことができるくらい強烈なものだった。因みにコロナワクチンよりも強烈。

整骨院へは足の指を怪我したため行ってみたのだが、それのついでに腰痛があると話すと、医者から「今の時代は薬で治すんだよ、整体は効き目あるかな?」と言われ、そういうものなのかと思ったが、ただの鎮痛剤ならその場しのぎなので必要ないと伝えると「これは脳の神経に働くから。それにそんなに強い作用はない」と返された。強くないなら試してみるかと飲んでみることにした。最終的にはそんなに強くはないはずが、地獄のような苦しみの副作用だったのだが。

詳しく書くと、(詳しく書くのも面倒だが、症状の経過を考察(笑)するには期間を書かないとならない)

まず最初の2週間はリリカ25mgとプレドニン(ステロイド剤)とレバミピド(胃薬)
を処方された。リリカはだんだんと量を増やしていくからと言われ、最初は少ない量の25mgだった。この段々と量を増やしていくってのがちょっと怖い。この時、薬の作用について自分で調べればよかったのだが、整骨院の先生やスタッフのおばさんの説明が軽くて副作用について全く触れていなかったため、全く疑ってはいなかった。

リリカは3回/1日、プレドニンは2回/1日

2週間経過したが、特に身体は何も変わらず。腰痛とは言えヘルニアでもなく、それほどの腰痛ではなかったのでストレッチや整体へ行けば生活に支障はない程度のものだ。はっきり言って薬を飲む必要などないくらいだ。そこからリリカを25mgから75mgへ変更する。プレドニンはそのまま続けて服用した。

このリリカ75mgとプレドニンの服用期間は1か月半。1か月も過ぎるとなんだか腰の痛みというか固い違和感はなくなっていった。なるほど薬が効いてきたのだなと思って安心してストレッチなどはしなくなっていった。整骨院へ行ったときに電気治療をする程度だ。

しかし、最初の副作用の日がいつなのかはっきりした日は覚えていないが、汗が多量に出て、体温が上昇するような感覚になり、体温調整ができないような怠く、そわそわしてしまうような体調の日があった。この薬は飲むと眠くなるという副作用が書いてあり、アルコールは薬の作用を強めるので控えるようなことが書いてあった。

ある日、出かける用事があったので、薬剤師に「この日は予定があるので、服用しなくてもいいですか?」と聞くと「いやー。。。飲んだ方がいいわよーーー。眠くなっちゃう??うーん、でも飲んだ方がいいわねーー。」と困惑したような回答だった。

今思うとこれ副作用知ってるだろ??(笑)っていう回答だった。

その時の外出時は適当に服用してとくに問題はなかったのだが、たまに服用しない時2,3回分を飲まないと、汗をかき体温調整ができなくなってしまい布団の中でも熱くなり眠れない。これが薬の副作用だとも知らず、季節はちょうど3月であったため、季節の変わり目の天気病だと思っていた。そこで胃腸科へ行き、天気病の漢方薬の「五苓散」を処方してもらいそれを飲んでいた。が、症状は進行していく。自分は2月から3月への新しい季節を過ごすことを失ってしまった(笑)

2ヶ月が経過した頃、薬を変えることになった。この時には腰の痛みはなく、というか身体全身の痛みを感じなくなっていた。脳の神経に効いてしまっているのだろう、どんなに激しい動きをしても筋肉痛などにもならずの所謂、ドーピング生活になっていた。恐らく走ったりしたらめちゃくちゃ早く走れるんじゃなかっただろうか。

薬はプレドニン(ステロイド剤)からトラマールという薬に変更になりリリカ75mgはそのまま、レバミピド(胃薬)はなし。このトラマールが原因なんだと思うが、これを飲み始めてから一気に体調が悪くなる。医者はプレドニンを止めたからかなと言っていたが原因はよくわからない。そして胃の調子がかなり悪くなり、もう一度胃薬を貰うが効果はなく、また胃腸科へ行き他の胃薬を処方してもらった。

自分ではこの間ずっと天気病と仕事の疲れだと思っていたが。最後の1ヵ月は春先の外出時にまた妙に汗をかき体温調整ができない日があったり、車の運転も汗をかきながら何故か焦るような感情に見舞われたり、夜寝ていると、呼吸が止まったような症状で起きたりと自律神経が乱れた症状の日が時々あった。

そんな生活の中で、体調が悪い日の次の日、妙に体調の良くて清々しい日があった。とてもハッピーで気分の良い日。それが薬を飲んでいない日の翌日に薬を飲んだ後だった。ハッとして、これはなんだろうと考えて、そういえば休日に薬を飲まない日などに多汗症やイライラの症状が出ていたのではとカレンダーを見返すと、やはり体調の悪い日は薬を飲んでいない日だったのだ。

これはと思いネットでリリカやトラマールの薬について調べてみると、出てくる出てくる副作用の文字。この副作用の数が半端ない。頭痛、傾眠、浮動性めまい、悪心、嘔吐、便秘、食欲減退、口渇、倦怠感、浮腫、口腔咽頭痛、【重大な副作用】アナフィラキシー、呼吸困難、気管支痙攣、痙攣、喘鳴、血管神経性浮腫、呼吸抑制、耐性、精神的依存、身体的依存、激越、不安、神経過敏、不眠症、 運動過多,

、、、

まだまだ書いてある。しかもこういう鎮痛剤はヘロインやモルヒネなどと同じような系譜に記載してあり、オピオイド系鎮痛剤というらしい。これはアヘンだ。

ほとんど麻薬と変わらないようなことも書いてあり、断薬すると副作用に見舞われ禁断症状に襲われるらしく1週間以上かけて徐々に減らしていくことが添付文書に書いてある。こんな副作用を知ってしまったからには薬を止めたくなる。ただしゆっくり減薬していくところを一気に止めるとどうなるか分からないが止めてみた。この時点で初めの処方から3か月が経過している。

まず一日止めてみるとその1日目の夜、深夜に禁断症状で息が詰まりそうになり目が覚め、顔がピリピリして体温は熱く、いてもたってもいられず部屋の中を夜中に歩きまわる。多分この時が一番キツイ状況だっただろう。この時はすぐ薬を飲むと落ち着いてゆっくり眠れた。こんな方法で減らしていけばよいのかと考え、たまたま3日間連休だったので、この後も飲むのを止めて辛い時にもう一度飲みその後は止めていた。

断薬してから2日くらいは休みで家にいたのだがほとんど寝られずそのまま仕事へ行くと呼吸が荒く身体に力が入らない。喉も乾き体温調整もできずかなりの汗をかいていた。日に日に少しはマシになってる気がするがそれでもかなりキツイ離脱症状は続いた。3日ほど仕事をしてまた休みだったのだが、この離脱症状には波があるようで家にいても吐き気や頭痛に悩まされてこれぞ生き地獄というものを味わうことになる。しかも不眠症にもなっており食事も摂れない。身体の腰のあたりもズキズキ痛みが出ている。念のため整骨院へ行き症状を話すと、いつもの先生ではなく他の先生だったが離脱症状を認めてくれて、もう断薬して数日経つのであればそのまま止めた方がいい、個人の肝臓の具合にもるが1,2週間すれば回復するとのことを聞いたので、そのまま断薬をして生活していた。

2週間のあいだは力も入らず、呼吸も荒い状況だったが体調は日に日によくなってはいった。身体が軽くなっていくと言ったらいいのだろうか。断薬して1ヵ月もすると大分良くはなっていたが心配だったので、再度整骨院へ行き話をすると今度は別の先生で「断薬してからそんな副作用は出ないですよ、うちは整骨院なので分からない。内科へ行ってくれ」と突き放された。この対応は無茶苦茶だが向こうもどうしようもないのだろう。しかし離脱症状を知っているスタッフもいるのだ。全くおかしな話だ。結局内科へ行きレントゲンと血液検査を受け、結果は異常なし。この時断薬から1ヵ月が経過しているので身体も落ち着いていたのだろう。恐らくだが自分の場合、離脱症状から回復したのは断薬してから1ヵ月半した頃だったのだろう。しかし服用中に痛みを感じない身体になっていたので無理に身体を動かしていた負担はまだ残っている。多分だがそう思う。なので断薬中は平行して整体へ行きなまっていたストレッチを行いなんとか以前の状況へ2ヶ月経った今も身体を戻している状態だ。

この断薬中、色々と薬について調べていくと、かなりの数の患者にこのリリカやトラマールは処方されているようだ。実際、痛みをなくしてくれるので役に立っている人もいるのかもしれない。しかし、こんな薬を長期に渡って飲み続けるのはいかがなものか。

ネットの情報だが医師が飲みたくない薬などでは、リリカ、トラマール、バファリンやロキソニンなどが記載してあった。考えるとただの鎮痛剤であり、その場しのぎなので良いわけがない。パブロンなどの市販の風邪薬なども同じでただ風邪の症状を抑えるだけだから、服用してもしょうがない。それか熱をしっかり出してウィルスを撃退したほうがいいんじゃないか?

そんな調べものをしているうちに、西洋医学や東洋医学、中国医学、インド医学などの本があったのでそういったものを読んでみると非常に興味深い。西洋医学は事故などの突発性のある病気や緊急時には必要とされるが、それ以外の長い目で見て治療できる病気については漢方薬や針灸の方が根本の原因を治療できるといったことも書いてあった。風邪などの時もはちみつを舐めたり、飲むならば葛根湯が良いそうだ。

兎に角、今回のことがあってから薬については軽く考えないで、よく自分で確認しないと製薬会社のセールス目的に絡まれてしまうのだと思った。最近の芸能人の自殺問題もはっきりとは分からないが、睡眠薬等の薬を服用していたようなことも書いてある。ベンゾジアゼピン系と呼ばれる類の薬は断薬が非常に大変なのだそうだ。そういう薬が簡単に処方されるような世の中でもあるので、十分調べてから服用したほうがいい。

最近の海外での大麻解禁についても、あれも企業側はセールスのことが重要で買い手の健康のことなの考えているのかどうか分からない。大麻に含まれるTHCは脳神経に作用するものなので簡単に入手できて乱用するのは非常に怖い。別の成分でCBDオイルは日本ではかなり普及しているが、医療用で作用が強くなく依存しなければ問題ないとは思うが。とはいえ特に必要なければ手を出す必要もない。

身近にある薬局で簡単に色々な薬が手に入ってしまい。いつの間にか買うのが当たり前になっている。しかし考えたらそれって本当に必要なのか?ビタミン剤、鎮痛剤、下痢止め、風邪薬。

それだったら普段の食事を見直した方がいい。風邪をひかないように栄養を考えるだけで、それらの薬は必要なくなっていくと思う。軽い症状であればなるべく薬は減らした方がいいに決まっている。そして身体の痛みは運動やストレッチなどをやっていこうと思った矢先、カイロプラクティックというものがあるが、そのかなり信頼できそうな医院をみつけ先生に施術してもらった。身体をバキバキいじるものではなく、原因は臓器にありそうだとお腹付近の臓器に手を当てているだけ。時々足を上げたりはするが、はっきり言って何をされているのかよく分からなかった。まだ一度しか行っていないのだが、身体の調子がよくなってしまった。口コミ数なども非常に多く何故か治ってしまう。以前書いたCS60の球体治療も不思議な話だが。

こんなこともあって最近は東洋医学への興味が非常に沸いてきた。長い目で見た病気にならないようにするための治療。西洋医学にはなかなか受け入れられない、今の日本人には近いような遠いとような不思議な医療。

この経過はまた後日談で。

謎の球体「CS60」による整体施術を受けてきた

身体のメンテナンスのため、ある施術を受けてきた。菊地成孔さんのライブが最高にごきげんだったという話をブログに書いていた吉本ばなな先生がお薦めする不思議な球体による整体施術。そしてその吉本ばなな先生と同じ学校の先輩だったという高城剛さんも薦めるこの施術は、いや、この施術の説明をする前に個性的な3人が繋がってしまったことに今気が付いた(笑)吉本ばなな先生は菊地さんと高城さんの間に挟まれているのか(笑)この3人、向かう先は違えど、おかしな大人揃いである。

ばなな先生のブログ「よしばないいもん」ではこう書いていた。『成孔さんの最高にごきげんな、そしてすばらしいライブに行った後でお鮨なんて、これ以上の誕生日の過ごし方があるだろうか。
恋、全てのものに瞬間の恋をして生きていきたいと切に思った。
音楽はそういうことを教えてくれる。』

菊地さんのライブに行った後に美味い鮨を食べるなんて最高だという思いと、そういえば菊地さんも整体には非常に気を使っており色々と試行錯誤しているので、みんな身体の悩みでは繋がっているようだ。

自分も以前ぎっくり腰を二度ほど経験しており、酷い時は4,5日寝たきりになってしまった。その時は病院へ車で運んでもらいそのまま面倒くさいから入院しちゃえと言うことになり、入院してリハビリになってしまった。それからしばらくは様々なストレッチ法を試していて、酷いぎっくり腰にはなっていない。しかし、海外はジョージアへ行った時(2019年の10月)カタールのドーハ経由で12時間程移動時間がかかるのだが、飛行機を降りて少し歩いた時に左足に痛みが走り歩けなくなってしまった。これはもしかしてエコノミーシンドロームかと思ったのだが、特にそういったことはなく帰国後MRIを撮ったりしたが異常はなくヘルニアの疑いも晴れた。しかし、腰の張りや左足の痛みは調子が良い時もあれば悪い時もあり、悪い時の方が多いので、これが歳を重ねるというものなのだろうかと、With神経痛をきめていた。

しかし、やはり痛みが酷い時は整体院へ通い、近所の診療所でたまたま当たったスタッフの方がインドのアーユルヴェーダのライセンス(実際正式なライセンスがあるのかそれに関して詳しくはないが)インドへ研修に行き勉強してきたそうで、その先生からストレッチ法を教えてもらった。そこではブロック注射の施術もして、かなり良くはなった。しかしそれでもまだ少し痛みや足の重たさも残っているので、これは歳のせいかとWith老化現象を決め込んでいた。

そんな折、自分の母親が足腰が痛くて歩けない、病院に行っても治らないというので、そういえば以前、吉本ばなな先生と高城剛さんが薦めていた謎の球体施術があったことを思い出し、もう親も歳なので色々と試してみるものいいかと医院を調べてみると、青山にあった医院の支部が全国に増えていた。

この施術は、はっきり言ってだが、ぱっと聞き怪しい(笑)謎の不思議な球体CS60を使用するのだが、これを開発した西村久光先生という方がいて、稽古着を着た集団で世界中を周っており、身体に不調を唱える人々の身体をこの球体でなぞるだけで痛みは消えてしまうというのだ。ひじょ~に怪しい(笑)

もう少し調べるとこの球体には量子デヴァイスという科学では判明できない仕組みもあり、高城さんもこれからの医療には西洋医学、東洋医学以外に波動などの力学を含んだ代替医療も絡んでいくと説明しており、本人も前置きで「すいません、今から怪しい話をしますね」とは話していた。ばばな先生はブログで『難病が治るとかそういううわさよりもなによりも、とにかくまず肩こりと頭の重さが取れるのがすごいと思う。』と書いている。たしかに施術者の見た目や、謎の球体やらインドやらで、どこかの宗教団体の活動としか思えない。

しかし、気になる肝心なことは、施術された人たちが言うのは『理由は分からないけど治ってしまう』ということだった。そんなことを憶えてはいたのだが、2年くらい前は支部もそれほどなかったのではないだろうか。青山にあるのは知ってはいたが、なかなか予約して通う気にはなれなかった。今回は自分の母親の足腰の痛みと自分のメンテナンスもあり、一つの支部のとあるところが都内の密からは程遠い山奥(笑)の方にあったので行ってみることにした。

初日は母親しか予約が取れなかったので自分はできなかったが、施術はこの球体CS60を足の裏側から足、腰、お腹、脇腹、首、頭、顔を擦っていく。人によってはかなり痛みを感じる人もいるそうだ。そして施術後、母親の足腰の痛みは消えた。

本人も身体が軽くなった、今までの施術では一番良いかもしれないと言い、その経過を見ると一週間は痛みがなかったそうだ。先生に聞くと、最初は1,2週間のスパンで通ってもらい、だんだんと痛みは和らいでいくのでそうなったら月一のペースで通うことになるケースが多いようだ、そして、もし診療に行くなら早めがいいということ。

ということで別日で自分も予約ができたので施術してもらうことなった。先生の腕にはアース線が巻いてあり、自分の身体から放出された電気をアースで逃がしているそうだ。そういえば以前勉強した内容で細胞小器官のミトコンドリアはATP生成をしてエネルギー産生をする。その時にミトコンドリア内の電子伝達系が電子を放出する。この電気のことのようだ。昔の人はこの電気を地面の土に放出していたが今はできなくなってしまっているので、電気を放出させミトコンドリアを活性化させる必要がある。

自分の場合はまず左足に痛みがあるので、何ヵ所か球体で擦ると痛むところがあった。今は昨日施術したのだがまだふくらはぎのあたりが痛む。他の部位は痛むというよりは首は痛かったが、脇腹がくすぐったくてしょうがなかった。うひゃひゃひゃと笑ってしまうくらいだ。この光景もまた怪しい(笑)しかしだ、施術後に立ってみると足が妙に軽い。飛び回れそうな勢いだ。10年くらい若返ったような感覚。効果は2,3日後から出るそうなので、今はまだ揉み返しのような痛みはあるが、何かが違う。身体が少し軽くそして柔らかくなったような、そういうことよりも、あぁ、もう一度施術してもらいたい。With CS60、そんな気持ちになった。

もしかすると、あの球体の神秘的な何かに憑かれてしまったのだろうか。

追記:というような紹介文を書くと怪しいものを冗談半分で語っているだけになると困るので真面目に話すと、まだ一度しか施術していないが実際に効果はあるような前向きな気持ちになっている。月一のペースで3,500円/30分、7,000円/60分という価格帯ならばマッサージにいくような感覚で行ってもいいのではないだろうか。

Chloe

6月は特にこれといって出歩くこともないのだが、仕事柄コロナウィルスのワクチン接種を受けたら2回目接種後に発熱して倦怠感とともに体調の悪い5日間を過ごした。これから先、体調が酷く悪くなった話がSNSやらで拡散されるだろう、と思いながらベルサイユのばらを読んだ後のニュースで面白いものがあったのだが、ベルサイユ宮殿内にホテルができて宿泊できるというニュース。

https://www.cnn.co.jp/travel/35171755.html

https://airelles.com/en/destination/chateau-de-versailles-hotel/page/spirit-of-versailles

敷地内のど真ん中に滞在できるというもので宿泊費は1700€(約22万8000円)、この値段をどう捉えるかは、おそらくベルサイユのばらファンならば宿泊する方も結構いるのでは?部屋数は14室。ホテル内のレストランはアラン・デュカスがマリー・アントワネットに献上されたクラシックなフランス料理を提供するそうで面白い。最初は予約が埋まって予約できないだろうけど、どういった面子で泊るのかが少し疑問。大抵はカップル旅行なんだろうけど、気になるのは歴史オタクの人々。この方々が泊まったら興奮状態で夜も敷地内を歩き回って大盛り上がりをしてそうだ。なんてったってベルサイユ宮殿の夜だ、パーティーを開催してワインをあけるしかない。

そんなことを想像していたら、もうすぐパンデミックも終焉に近づいてきてるのだと感じるのだが、別のニュースでは、日経新聞では「10年後の日本の財政破綻率は50%」という記事。詳しくはないが、整合性が極めて高いDSGEモデルを使用してこの確率を出したそうだ。今回の新型コロナ対策によって、国の財政が悪化しているので、こういう結果が出たようだが、以前から破綻すると言われてきたのがここにきて前倒しになったようなものだろうか。にしても、この話や何年以内に大震災という話も恐怖感を煽っている側面があるので何とも言えないけど、確率で出すとそういう答えになってしまうので、きっとコロナ増税にして%を減らしていく策なのだろう。ただこの状況で増税になると、数字での計画よりも人々の疲弊が疲弊を呼びとんでもないことに繋がりそうだが。

そして今年のダボス会議のテーマが「グレートリセット」。だったのだがシンガポールにて開催される予定がウィルス拡大の恐れがあるため中止。しかし、テーマがテーマなのでまた再度開催するだろう。このグレートリセットは現状の経済や社会を一度リセットして作り直そうという趣旨のもので、以前このタイトルで本も出版されていた。パンデミックや世界経済、情勢からすると非常に分かりやすいテーマへの流れ。きっとみんなの思考もそういう方向へ向いていくのだろう。しかし、人間の歴史なんてリセットしてもしきれないくらいの失敗をしており、これから先の未来も失敗するし、失敗するのが本来の人間なわけで、このテーマに沿って話合ったから解決するかといえば流れは変わっても解決することはない。ただ生きているだけで問題を惹き起こし、毎年毎年を激動激動と言い放ち、いつもが激動なら激動でなくそれは日常なのではないかとも言えるその中で楽しい日々と憂鬱な日々を送るしかない。

先日はエルサルバドルではビットコインが法定通貨として採用されることが決議された記事もあった。こういったニュースを眺めていると、これはリーマンショックの時よりも、前置きというか下準備のニュースが色々ありすぎてまだ始まっていないアフターコロナはどうなってしまうのだろうか。

とは言っても、そんなことを考えているよりも音楽や読書や映画、食事のことを考えているだけでもう沢山なのだが。

最近、身体が疲れていた時に流していたのは、デューク・エリントンのクロエ。

Duke Ellington/Chloe

ボリス・ヴィアンの小説「日々の泡」にでてくるヒロインの名前もクロエ。この曲のタイトルからとったようですが、何とも気怠くてワクチン接種後の微熱にちょうど良い。

そういえば小説に登場するクロエは肺の中に睡蓮ができてしまう病になったのではなかっただろうか?

賭場

ビットコインと東京オリンピックのことについては最早、巷のあらゆるところで騒いでいる状況になっているので書くのはやめていたのだが、ビットコインに関しては最近の暴落、オリンピックに関しては緊急事態宣言により、今この瞬間、相当おもしろくなったので少しだけ記す。

今年、前代未聞の面白いことが二つあって、一つはビットコイン。もう一つは東京オリンピックだ。本題のビットコインについては後記するが、まずは東京オリンピック。自分の叔父は前東京オリンピック1964年時に聖火ランナーとして力走しており、オリンピックには若干縁があるような気がする気になっている(笑)。(本当はそれほど興味はなかった)というか去年までは興味はなかったが今年のオリンピックはそれとは違い、興味津々だ。
こんな普通でないオリンピックは未だかつてなく、今まで見たことも経験したこともない非常に実験的なオリンピックを体験できることが非常に楽しみだ。こんなコロナ禍でおそらく無観客で行われる大会で競技する選手は変性意識状態にでもなり、そんな競技は世界中から注目され、近代オリンピック史上最高の成功を納めるかもしれない。もし自分が聖火ランナーだったら、そんな状況下で走ってみたいものだ、辞退などしないで。
「東京オリンピック?あ〜、ありゃ駄目だねぇやらない方がいい」といった輩達は何も考えてない評論家を気取ってるバカなのでどうでもよく、ビットコインに関しては、よく知らないし如何わしいとだけ言う輩は普通のバカだ。そしてビットコインを持ってる連中はもっと大バカな博徒だ。
そんな大バカに今回の暴落で一層火がついた。
因みに勝負事については、フロイトはチェスは2人でやるものではなく4人でやるものだと話しているそうだ。勝ちたいプレーヤーAと負けたいプレーヤーA、勝ちたいプレーヤーBと負けたいプレーヤーBだ。
勝ったプレーヤーは勝ちたい対戦相手を打ち破ったのではない。負けたいプレーヤーを呼び寄せたのだ。
なので、人々の希望が一点に集中しすぎると頓挫する。
そして皆が失敗すると考える東京オリンピックは成功する。と大恐慌のラジオから話を聞いたが、しかしだ。ビットコインは人々の思惑が半々でせめぎあっており、どちらに賽が投げられるか分からない。

ビットコイン通貨が700万円に届いたのが今月14日なので一週間前。ある程度の区切りで下げる習性があるので下がるのは当然なのだが、今回のは700万円から560万円まで一気に下げた。そして、これだけ話題になっていて参加者も増えると(ここは大きな賭場であって投資とは言い難く、それが悪いことではないが非常に露骨で品の悪い場所ではある、が僕はそんな博徒が集まるところが好きだ。)こういった15%の下げで以前に比べてかなり騒がれているのということがどれだけ通貨購入者の数が増えたかを物語っていて、去年の夏はもっと大きな下落相場があった。どちらかと言うとそちらの方が今より怖く、テスラのような企業の後ろ盾もなかったので非常に信用度のない通貨だった。しかし、その時のボラティリティは非常に激しくこれは何かがありそうだと感じた。こういった時に張る決断は何らかの温度差を数字やチャートの動きで感じるので説明ができないのだが、昨年、1ビットコイン=100万円の時。知人にビットコインが良さそうだと話しても数人にはスルーされた。確かにしっかり投資をしている輩からすると如何わしいことこの上なく(それにしても、しっかりした投資と投機の違いが本当に分からなくなってきた。全てがギャンブル資本主義ではないのだろうか、保険もNISAやidecoなども含めて。)話すのはせずにいる。しかし、これだけのボラティリティがあって結果が出るのであれば正しいや間違いといったことで判別することはできないのではないか。


思い出してほしいのは、リーマンショックの後の株価のリバウンド、あの時はソフトパンクの株価が一時500円くらいまで下がり会社が、なくなってしまうのかと思うくらいの状況だったが、今の株価を見るとそんなことはなく持ち直しているどころかかなりの価格になっている。それと3.11の震災の後、東京電力の株価も暴落し、その後のリバウンドでは物凄い勢いでの上下を繰り返した。震災前は2000円くらいだった株価は一時100円台まで下げたがそこから300円台まで上がったりとしていたが、大半の人はもう覚えてないかもしれない(笑)その時のトレードは非常に巨大な資金が動いた。その時の雰囲気に今回の仮想通貨の値動きも似ていてちょっとした事件にも思える。違うのはストップ高もストップ安もなく24時間動いていること、前代未聞ということだ。これが今まで見たことも経験したこともないところで、ブロックチェーンの詳しい説明なんかはそういった資料を読めば分かると思うので、僕の場合は博打的な感覚でしかやっていない。ニュースの記事など色々とあるけれど最後は自分の感覚を信じるしかなく、負ける時は負けだ。
本当に色々な識者が様々な分析をして専門的なことを話すが、博徒(投資家?)の中にはそんな説明をひっくり返るようなことをする連中もいるので全ては信用できない、イーロンマスク然り。
賭け事なので勝ち負けの結果は全く分からないが、自分の中ではフルベットしても良い考えだ。フルはしねーけど、笑(逃げ時、逃げ道、逃げ所の方が大事だ)

今日、テスラモータースが決算発表で予想を上回る過去最高益を叩き出した、ビットコインの売却益も含めて。イーロンマスクは自分のビットコインは一切売却はしていないと付け加えて発言している。いずれは火星への往復チケットを1ビットコインで売り出す気なのだろうか。

緊急事態下での資格受験

資格試験の受験のために久しぶりに緊急事態宣言中の都内へ出てみると、週末の朝だったせいもあるかもしれないが、街中の人はまばらであった。東京モノレールで会場まで向かうと途中ホームに設置してあったフライトの掲示板はキャンセル表示だらけで、おぉぉヤバい感じだなと不穏な中、試験を受ける。

試験は某医療資格(管〇栄〇士)の試験である。病院では何人かは持っている必要がある必須試験だ。しかし、この資格の受験資格を得るのが物凄い大変で(もはや試験内容よりもだ)、一般の社会人からこの資格を目指すとなると、最低6年もかかる。まず、専門学校に2年(4大卒であれば卒業と同時に受験可能)、就職して実務経験3年。そこから試験日まで1年の計6年。おそろしいほどの手間と時間だ。6年間といえば小学1年生が6年生になって学校を卒業するくらいのものだ、物凄いだろう。そんな成長と成長の毎日の6年間を想像すると、自分の中年の場合のこの6年間は小学生のそれに比べてそれほど進化はない。あったといえばなかなか予約のとれない香港のレストランの龍景軒に行くときの自分の名前はウィリアムになっていて、今後もこのレストランに行くときはウィリアムだったり、別の名前が自分に付くのだろうという進化くらいだ。

話は戻って、試験会場にいくとそこにいる受験者は9割方は女子だ。20代から30代くらいまでが大半で男はややいるが非常に少ない、いても20代の男子だ。そこに自分が受験をしに行くとなると、「んんっっ?」「なんかいる」と目が合う女子が多い、ような気がしてならない、気のせいかもしれないが、見られているような気がする。いや、はっきりと目が合っていた。確かにこんなおじさんで受験している奴は自分くらいなもので(前に書いた通り一般の人が受験するのは非常に難しい)よくここに入れたな的な、雰囲気としては女性専用車両に入ったようなものだからしょうがない。この人は一体、何回受験しているのだろう??きっと数十回受験に失敗しているのだろうなど思われているのであろうか、こうなるともはや試験会場の元老院だ。自分の場合は歳の割に少し若く見えるのもあって多少誤魔化せるかもしれないが、はっきりいって他の受験生の親みたいなものだ。ちなみに今回は勉強をサボっており思い出受験である。思い出したくはないが。

帰りに新橋で降りて飲み屋周辺を歩くと人は少なく、しかも20時には閉まってしまう。店は空いていて、緊急事態宣言解除後よりも安全そうではある。しかし、これが大恐慌前の風景になるのかどうか分からないが、東京モノレールでフライトのキャンセルだらけの羽田空港前で降りて、女子ばかりの会場で試験を受けて、緊急事態の街を観察してと、まさに世紀末的な1日でもあって、なんだか調子が良くなってきてしまった。

向田邦子没後40年特別展

向田邦子没後40年特別イベント「今、風が吹いている」に出ることになったと、友人の永井さんから連絡があって、なんのこっちゃよく分からんと思ったら、青山のスパイラルで向田邦子展を開催していて、その開催内でドキュメンタリー映画の「向田邦子の贈り物」という映画上映会があり、その映画に出演するということだった。というか、自分で調べないと何に出るのか全く分からない永井さんのメールの内容だった(笑)

https://www.spiral.co.jp/topics/art-and-event/mukodakuniko

向田邦子といえば、ああそういえば昔、「おしゃれの流儀」というエッセイを読んだのと(昭和の文化おしゃれ人で何とも素敵な東京生活を綴った内容)と、確か旅好きで30代後半から海外を駆け足で周り、台湾の帰りに飛行機が墜落して亡くなったんだなと、昔買ったブルータスを見てみると、そうそう北アフリカのチュニジア、アルジェリア、モロッコのマグレブ3国を旅してそのエッセイも書いていたので後で読もうと思ってた「女の人差し指」、

そ、れ、よ、り、だ!!

永井さんが映画に出ると言っていたので、そのドキュメンタリーの製作出演者を見てみると、一覧に“角田光代”先生の名前が並んでいるじゃないか!!それに西加奈子先生の名前も。角田光代、永井尋己、西加奈子って名前が、3人の名前が同じ一覧に載っている!!

全然文壇と関係ないのに、文壇の人達と並んでいる!(笑)

これは映画のイベントの日は自分もスパイラルへ行きたい、と思っていたのが、あえなく緊急事態の為、中止でオンライン配信になりました。

あー、びっくりした。イベントが開催されてたら、永井さんと文壇の人達が並んで立ってたかもしれない、なんでそこにいるんだ???と(笑)

永井さんはCGクリエイターとして参加しているそうです。それでこの映画はオンラインで2/27から配信されることになったので、こちらから見ることができるそうです。(宣伝)https://members.tvuch.com/mukoda/

ちなみに、自分の旅音楽の映像も最初の回から作り方を教えてもらっていたのは実は永井さんからなんですね。最初は全然分からない中、色々と教えてもらって、素人ながらなんとか試行錯誤してやってきておりますが、また最近ファンから以下のコメントがあり「Fuckin’ on point all the time! Respect.」もうどういう意味やねん、これは。(笑)世界へ向けて配信すると結構反響があるものだなと、この「どんだけ俺の映像が好きなんだアメリカ人」にはいずれ飯でも奢ってやりたいなとは思っております。

そんな自分の動画ですが、角田光代先生の影響なくしては、この動画はありえなかったくらい先生のエッセイは大概読んでるので、こう永井さんから角田光代先生に繋がるというのはなかなか嬉しいもので、イベントは開催してほしくはありました。旅といえば沢木耕太郎が人気がありますが、角田先生のはフワフワとした内容の中にじわじわと、そして急に突き刺さるような書き方をする文体がはっとさせてくれて心を動かしてくれる。最近もエッセイは書いていて、「大好きな街に用がある」というエッセイを読んだのですが、角田先生もそれなりに年を重ねているので内容も少しずつ変わってきていて長年読んでいても飽きない。

今の時代、書店には並ぶ本は、いつも売れそうな内容の薄い自己啓発や役に立つ経営事業や、メンタル、AI、科学と未来といった本ばかりが並んでいるので、向田邦子のような文系の本は大事であって、こういった文化を科学の進歩によって失ってほしくはない。

文系vs理系になってしまうのですが、本来自分は文系なので、未来科学の生き残り戦略本なんかより、文学の方が重要だとは思ってしまい、それのみだとこの先、埋没して生き残れないとも思うかもしれないが、生き残る残らないといったことは各自の思考や信念に確実性があれば括りは問わず残る、もしくは満ち足りた破滅。それにAIという一単語で簡単に括られるほど人や文化は単純なものではないのは分かってはいる。理解はしているが、明治維新時に日本のこれまでの文化をあっさり埋葬するような風潮にはしたくないといった気持ちで昭和平成のインターネット前の文化を再確認する必要はまだまだ沢山ある。

SFファンタジーな三菱UFJ emaxis neo

投資のことなど考えるのは頭の中に空いているほんの隙間ですればいいくらいに考えていて、以前は博打のように個別株に投資して夢中になっている時期もあったのだが、それはそれで経験にはなるし、新聞は読むし、しかし新聞は取ったことはないが、ここぞという時はそこへ投資する時はある。しかし、日がな一日それのことを考えてしまっていては、本来やるべきことが手につかず一日を終えてしまい、しかし金はやはり金であってよほどの資産家でもない限り(資産家でも投資に夢中であるが)上手く生きていくには、そこからは逃れられない。というか、やらないという選択は自分にはない。なんだか真剣な投資家からは叱られそうな姿勢である。ていうかこんなの遊びじゃんね、人生も半分は遊びでしょ、どうせ。

そんなことを真剣に考えるよりも、自分はサングラスを新調しようと本当は都内で探そうかとも思っていたのだが、近所の眼鏡屋を物色しているとなかなか品物が置いてあり、Eyevanにするかオリバーにするか、試着していると何故だかGUCCIの形が自分に似合っており、いやGUCCIはちょっとなぁ、それよかはオリバーピープルだと迷っていればあれこれ話に乗ってくれた店員が、その形で在庫を何種類も取り寄せて準備するということに。やっぱりこの世はネットショッピングでは測れない昭和的なやり取りが必要になってきたりすることが稀にあり楽しい。全く関係のない話になってしまった。

話を戻すと今この混乱の中(何だか混乱って言葉を本当によく使うな、)人々が困っていることと言えばやはり金のことであろう。やはり投資による資産運用は昔から必要不可欠ではあったのだ。しかし、不思議がられるかもしれないが、僕はそこから少し離れたいとは前から思っていたのだが、(これは頭の中の情報量を減らして集中力を他のこと、例えば音楽や料理、映画や散歩など、笑。へ使いたいだけなどの理由だ)しかし最近のETFは種類も多く、よくできていることから少しくらいの信託報酬を払うくらいでチャートを眺める時間を大幅に減らせるということができるのならと、大体の投資先を投資信託にするようになった。

そこで昨年くらいに気になっていたのが、三菱UFJのeMAXIS Neo。これは、未来のテクノロジーに投資をするファンドで、何種類かの分野に分かれている。そのジャンルが面白いのだが、「遺伝子工学」、「ロボット」、「宇宙開発」、「ドローン」、「ナノテクノロジー」、「バーチャルリアリティ」、「自動運転」、「ウェアラブル」、「フィンテック」といった分野だ。もはやSFとファンタジーである(笑)

すでに自動運転のファンドは出来高が高くランキングも上位に食い込んでいる。もしかしたら、これが天井かもしれないしテスラの暴落の件もあり、なんとも言えないのだが、自分は「ナノテクノロジー」の分野は大いに飛躍するとカーツワイルのシンギュラリティの書籍を読んでいるため、そしてナノテクノロジーの進化の過程が脳に浸み込んでしまっているので、半信半疑だがここへ投資することにした。おそらく本当に価値がでてくるのは5年後から10年後かもしれないが、自動運転よりも衝撃的だと思っている。

2018年12月に10,000円で始まり、現在2021年1月22日で21,631円。バブルではある気もするが、この先この宝くじはどうなるだろうか。やはり投資は遊びだ。